標準比視感度とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 光学 > 感度 > 標準比視感度の意味・解説 

比視感度

(標準比視感度 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 23:26 UTC 版)

明所視(黒線)と暗所視(緑線)の分光視感効率。明所視には、CIE1924標準(実線)、Judd–Vos1978修正(破線)、Sharpe, Stockman, Jagla, Jägle2005(点線)がある。横軸は波長で単位はnm。

分光視感効率(ぶんこうしかんこうりつ, : spectral luminous efficiency)または比視感度(ひしかんど, : luminous efficiency function)とは、ヒトの各波長ごとの明るさを感じる度合いを数値で表したものである。最大値を1として正規化された数値であり、比率(度合い)であるため単位は存在しない。

分光視感効率は、数学的にいえば波長の関数: function)であり、しばしば分光視感効率関数と呼ばれる。また、分光視感効率は数表あるいはグラフで表されるが、グラフにした場合は山形の曲線になるため、分光視感効率曲線(または比視感度曲線)と呼ばれることもある。

分光視感効率は、光や色を客観的な数値として計測する測光・測色の計算の土台として使用される。ただし、視覚には個人差があり、分光視感効率は複数の被験者を使った実験に基づいた平均的な人の視覚の特性と言える。これは標準観察者: standard observer)という架空の人物の特性と表現される。

また、さまざまな条件で実験研究が行われ、視野の大きさが2度や10度の視角のものや、明るい光量レベルの明所視、暗いレベルでの暗所視など、さまざまな種類の分光視感効率関数が存在している。それらの中で最も一般的で普及しているものは、1924年に国際照明委員会(CIE)が定めた





標準比視感度と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「標準比視感度」の関連用語




4
34% |||||

5
10% |||||

標準比視感度のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



標準比視感度のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの比視感度 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS