梅若六郎 (56世)とは? わかりやすく解説

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梅若六郎 (56世)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/20 11:09 UTC 版)

うめわか みのる ろうせつ

梅若 実 桜雪
生誕 (1948-02-16) 1948年2月16日(76歳)
国籍 日本
別名 梅若玄祥
梅若紀彰
梅若善政
職業 観世流シテ方能楽師
梅若六郎家当主
著名な実績 人間国宝保持者
紫綬褒章受章
日本芸術院会員
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五十六世 梅若 六郎(ごじゅうろくせい うめわか ろくろう、1948年(昭和23年)2月16日 - )は、観世流シテ方能楽師。梅若六郎家当代、重要無形文化財保持者(人間国宝)、日本芸術院会員。1988年(昭和63年)五十六世梅若六郎を襲名。2009年(平成21年)二世梅若玄祥へ改名。2018年(平成30年)2月16日、四世梅若実を襲名[1]雪号は梅若桜雪( - ろうせつ)[2]

現代を代表するシテ方の一人として知られ、数多くの賞を受賞している。また新作能に意欲的に取り組んでいることでも知られ、これまでに瀬戸内寂聴原作『夢浮橋』、美内すずえ原作『紅天女』(くれないてんにょ)、堂本正樹作『空海』、山本東次郎作『伽羅沙』(がらしゃ)・『大坂城』、馬場あき子作『額田王』、ミハイル・マルマリノス演出『ネキア』、村上元三作『覚鑁』などを初演している。

三世藤間勘祖との間の子に八世藤間勘十郎がいる。妻の梅若和子は、マドラス (企業)創業者一族の娘で[3]慶應義塾大学法学部卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学[4]、梅若インターナショナル代表兼日本伝統文化交流協会会長を務める。

略歴

逸話

著書

  • 『まことの花』世界文化社 2003年

外部リンク

脚注

  1. ^ 四世梅若実を襲名 能楽師の梅若玄祥さん日本経済新聞2018年2月17日
  2. ^ a b Noh+編集部, 作成者: (2022年4月25日). “梅若実師、雪号および老分の称を許され「梅若桜雪(ろうせつ)」に”. 能楽マガジン Noh +(ノープラス). 2024年12月20日閲覧。
  3. ^ サントリー鳥井・佐治家系図近現代・系図ワールド
  4. ^ 『観世』38号、檜書店, 1971
  5. ^ 芸術選奨 文化庁”. 文化庁. 2024年12月20日閲覧。
  6. ^ 観世寿夫記念法政大学能楽賞・催花賞”. 野上記念法政大学能楽研究所. 2024年12月20日閲覧。
  7. ^ 平成18年春の褒章受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2006年4月29日). 2006年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月13日閲覧。
  8. ^ 能楽・野村萬氏ら、フランス芸術文化勲章日本経済新聞
  9. ^ 秋の叙勲、喜びの声 能楽師の梅若実桜雪氏”. 日本経済新聞 (2024年11月3日). 2024年12月20日閲覧。
  10. ^ a b c d 梅原猛・観世清和監『能を読む2 世阿弥 神と修羅と恋』
  11. ^ a b 笠井賢一編『花供養』

関連項目




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