案山子 (さだまさし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/31 12:49 UTC 版)
案山子 | ||||
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さだまさし の シングル | ||||
収録アルバム | 私花集 | |||
B面 | SUNDAY PARK | |||
リリース | 1977年11月25日 | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | ワーナー・パイオニア | |||
作詞・作曲 | さだまさし | |||
プロデュース | さだまさし | |||
さだまさし シングル 年表 | ||||
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「案山子」(かかし)は、日本のシンガーソングライター・さだまさしが1977年11月25日に発表したシングル。「雨やどり」「道化師のソネット」「親父の一番長い日」「関白宣言」などと共にさだの代表作の一つとされている。同年のアルバム『私花集』のほか、『さだまさしベスト』などのベストアルバムに収録。また、ライヴ・バージョンも多数存在する。
目次 |
解説
都会で一人暮らしをする弟(あるいは妹)を雪の中にぽつんと立つ案山子になぞらえ、故郷にいる兄が気遣うメッセージを送る歌である。
さだによれば、この曲のきっかけは大分から福岡へ弟の佐田繁理と共に移動する際に、列車から見た景色だという。
その日は雪が降っており、車窓から雪の中に案山子がぽつん立っているのを見たさだは、「かわいそうにな、雪の中に立ってて」と話しかけた。繁理は鈍い反応しかしなかったが、さだはその風景と、自身が経験した都会での一人暮らし[1]、そして弟の台湾留学中[2]思い出などが重なり、この曲を思いついたという。さだ曰く「曲の原風景は津和野(島根県[3])、ジャケット撮影は琵琶湖のほとり」とのこと。
なお、「お金はあるか」「『金頼む』の一言でもいい」という歌詩があるが、これは親からの仕送りだけが頼りだったさだ自身の経験が基になっているという。また冒頭のメロディは、アマチュア時代に既に書かれていたものを使用しているという。
収録曲
参考文献
- 『NHK趣味百科 さだまさし音楽工房』テキスト(1992年 日本放送出版協会)
関連項目
- 冬歌2 - 冬の楽曲を集めたコンピレーション・アルバム
注釈
「案山子 (さだまさし)」の例文・使い方・用例・文例
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