析出固定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/10 03:20 UTC 版)
各種アルコール、酢酸、アセトンなど。 タンパク質の溶解度を減少させ、また疎水結合を破壊することによるもの。これによりタンパク質は変性し、析出・凝集して不活化される。有機溶剤のエタノールやメタノールが非常によく使われるほか、アセトンも利用されている。酢酸は変性剤として有機溶剤と組み合わせて利用される。一般にアルコールが組織を収縮させるのに対し、酢酸は膨潤させる効果があり、組み合わせることで形態の保持が良くなる。その他ピクリン酸や塩化水銀などがある。
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