村山道とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 村山道の意味・解説 

村山道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 14:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
吉原
村山口
村山道
吉原(座標:吉原宿
村山口(座標:村山浅間神社

村山道(むらやまみち)は、吉原(静岡県富士市)から村山(静岡県富士宮市)まで南北に縦断する道。東海道から富士山の玄関口である村山口登山道村山浅間神社)に至るための道として用いられた。

概要

村山道[1]吉原宿西木戸(現在の富士市)の四間橋(志軒橋)を起点とし[2]、終点である村山口(村山浅間神社、現在の富士宮市)までの道である。現在は旧来の村山道の経路を留めておらず、村山道の復元ルートが富士市・富士宮市より公開されている。

世界文化遺産富士山の構成資産「富士山域」の構成要素である大宮・村山口登山道は、大宮から村山を経て富士山へと至る登山道であるが、この村山道はそのうちの村山口に至るための道として用いられた。成立は江戸時代後期とされ[3]、富士山に向かう登拝者を大宮口を経ず直接村山口に導く、村山側の意図があったとされる[2]

道しるべ

横沢(富士宮市)の道しるべ
石原(富士宮市)の道しるべ

終点である村山口に至る過程で「村山道」や「むら山道」と記された道標(道しるべ)が点在する。富士宮市と富士市で計7基現存している[注釈 1]

現存する道標

起点から終点の順に記載[4]
場所 記載
辻畑(富士市) むら山道
横山 (富士市) むら山道
大峯(富士市) むら山道
石ノ前(富士市) 村山道
覆盆子平(富士市) 村山道
石原(富士宮市) 村山道
横沢(富士宮市) むら山道

他、復元された村山道標が1つある[5]

脚注

注釈

  1. ^ 同様の性質のものとして当地には他に「身延道」と記す道標があり、この場合は身延山久遠寺に至るための道標である。

出典

[脚注の使い方]



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  村山道のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「村山道」の関連用語

村山道のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



村山道のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの村山道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS