朝日トンネル_(茨城県)とは? わかりやすく解説

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朝日トンネル (茨城県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 23:57 UTC 版)

朝日トンネル
概要
位置 茨城県
現況 運用中
所属路線名 茨城県道138号石岡つくば線
起点 茨城県土浦市小野
終点 茨城県石岡市柴内
運用
建設開始 1996年(平成8年)
完成 2012年1月
開通 2012年(平成24年)11月12日
所有 茨城県
管理 茨城県
通行対象 自動車、徒歩
通行料金 無料
日平均通行量 6,800台/日(計画交通量)
技術情報
全長 1,784 m
道路車線数 2車線
設計速度 50 km/h
最高部 71.8 m
最低部 53.9 m
高さ 4.5 m
7.5 m
勾配 土浦側:2.5% 石岡側:0.3%
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朝日トンネル(あさひトンネル)は、茨城県土浦市石岡市を結ぶ道路トンネル。2012年平成24年)11月12日に開通した。全長1,784メートル (m) で、茨城県内の一般道路のトンネルでは最長である[1]。トンネルは土浦と石岡の両市が(仮称)新治八郷線として計画および事業化したもので、トンネル建設は茨城県が受託して施工した[2]。当初は市道の路線に指定されており、土浦・石岡市境があるトンネルの中央を境に、土浦側が土浦市道新治I級14号線、石岡側が石岡市道B8679号線からなった[2]2017年(平成29年)6月1日より、県道の路線として茨城県道138号石岡つくば線に編入された[3]

建設の経緯

筑波山地の南部にある朝日峠(標高282m)越えのフルーツラインは急勾配や急カーブが連続し、冬季にはしばしば路面凍結するため、2010年度には14日間通行止めとなった[4]。冬季の安定した交通の確保および所要時間短縮の必要性から、朝日峠を迂回するトンネルについて1996年(平成8年)に事業化に着手し、2008年度に着工した。新オーストリアトンネル工法(NATM工法)で施工され、トンネル本体は2012年(平成24年)1月に竣工した[5]。道路幅員は7.5 m。2車線で、設計速度は50 km/h。本トンネルを含む八郷新治線の道路延長は3,660 mである[6]。総工費は当初の65億円から経費削減により減少し、約55億円となる[4]

東京方面から石岡市八郷地区への最短経路は常磐自動車道土浦北ICから本道を通るルートとなり、従来の千代田石岡IC経由に比べ時間短縮となることから、観光果樹園などでは観光客の増加に期待している[4]

ギャラリー

脚注

関連項目

  • プラチナデータ - 映画版のロケ地として開通直前の本トンネルが登場している

座標: 北緯36度10分37秒 東経140度10分8秒 / 北緯36.17694度 東経140.16889度 / 36.17694; 140.16889


「朝日トンネル (茨城県)」の例文・使い方・用例・文例

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