最大塑性仕事の原理とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 最大塑性仕事の原理の意味・解説 

最大塑性仕事の原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/06 02:47 UTC 版)

最大塑性仕事の原理(さいだいそせいしごとのげんり)とは、ドラッカー(Drucker)が提唱した安定性材料の条件である。

任意の応力場から応力が変化し、元の応力場に戻るサイクルが生じたとき、そのような応力サイクルが発生する原因となる外力がなす仕事は必ず正になる。すなわち、最初の応力状態を、塑性降伏を起こしている時の応力状態を、塑性ひずみ増分をとすると、

が成り立つ。等号はサイクルが弾性領域内で起こった時成り立つ。

以下の条件は最大塑性仕事の原理の十分条件となる。

  1. 塑性ひずみ速度は降伏曲面に直交する。(直交則)
  2. 降伏曲面は凸である。

参考文献

  • 小林昭一 『構造力学(上)』 培風館、1990年
  • 岡二三夫 『土質力学』 朝倉書店、2003年

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「最大塑性仕事の原理」の関連用語

1
92% |||||

最大塑性仕事の原理のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



最大塑性仕事の原理のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの最大塑性仕事の原理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS