最勝寺_(足利市)とは? わかりやすく解説

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最勝寺 (足利市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 07:34 UTC 版)

最勝寺
所在地 栃木県足利市大岩町264(最勝寺本坊)
山号 大岩山
院号 多聞院
宗派 真言宗豊山派
創建年 天平17年(745年
開山 行基
別称 大岩山毘沙門天
文化財 大岩山石造層塔(栃木県指定有形文化財)他
公式サイト 日本三大・関東最古の毘沙門天 大岩山毘沙門天:栃木県足利市
法人番号 4060005006504
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最勝寺(さいしょうじ)は、栃木県足利市にある真言宗豊山派寺院

歴史

745年天平17年)、行基によって開山された。行基が毘沙門天を祀る地を探していたところ、霊夢で教えてくれたところが当地である。奈良の信貴山、京都の鞍馬山とならぶ「日本三大毘沙門天」の一つである[1]。かつては12の塔頭を擁していたという[2][3]

2021年2月に起きた山火事(令和3年足利市山林火災)で本尊の毘沙門天像、吉祥天女像、善膩師童子(ぜんにしどうじ)像の三尊像が破損などしたが、美術院国宝修理所によって修復され、2025年3月27日にお披露目された[4]。毘沙門天像の内部空洞に「金光明最勝王経」を独自に再現した巻物を納めた[4]

毎年大晦日に「悪口まつり」、翌日の元日に「滝流しの式」が行われる[2]

文化財

  • 大岩山石造層塔(栃木県指定有形文化財 昭和48年4月13日指定)[5]
  • 木造金剛力士立像(足利市指定文化財 昭和37年4月1日指定)[6]
  • 大岩毘沙門天本堂(足利市指定文化財 昭和59年11月19日指定)[7]
  • 大岩毘沙門天山門(足利市指定文化財 昭和59年11月19日指定)[8]
  • 大岩毘沙門天本堂の絵馬及び奉納額(足利市指定文化財 昭和59年11月19日指定)[9]
  • 毘沙門天のスギ(足利市指定天然記念物 昭和40年3月1日指定)[10]
  • 最勝寺暖地性植物自生地(足利市指定天然記念物 昭和53年6月21日指定)[11]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 山歩きコース全体図 足利市観光協会 2022年8月3日閲覧
  2. ^ a b 最勝寺足利市観光協会
  3. ^ 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年、186-187p
  4. ^ a b 読売新聞 栃木版 2025年3月30日 28面
  5. ^ 大岩山石造層塔栃木県
  6. ^ 木造金剛力士立像足利市
  7. ^ 大岩毘沙門天本堂足利市
  8. ^ 大岩毘沙門天山門足利市
  9. ^ 大岩毘沙門天本堂の絵馬及び奉納額足利市
  10. ^ 毘沙門天のスギ足利市
  11. ^ 最勝寺暖地性植物自生地足利市

参考文献

  • 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年

外部リンク




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