昂船洲大橋とは? わかりやすく解説

ストーンカッターズ橋

(昂船洲大橋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 21:48 UTC 版)

ストーンカッターズ橋
建設中の橋(2008年)
基本情報
香港
所在地 青衣島 - 昂船洲
交差物件 藍巴勒海峡
用途 道路橋(片側3車線)
設計者 アラップ
着工 2004年4月
竣工 2009年4月7日
開通 2009年12月20日
座標 北緯22度19分33秒 東経114度07分08秒 / 北緯22.32575度 東経114.118944度 / 22.32575; 114.118944座標: 北緯22度19分33秒 東経114度07分08秒 / 北緯22.32575度 東経114.118944度 / 22.32575; 114.118944
構造諸元
形式 斜張橋
全長 1,596 m
桁下高 73.5 m
最大支間長 1,018 m
地図
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
Harrobigileen zubia

ストーンカッターズ橋昂船洲大橋)は、香港昂船洲にある斜張橋。2009年12月に完成し、世界第2位の中央径間を誇る斜張橋となった。

概要

ストーンカッターズ橋は、全長1596m(中央径間1018m・側径間289m)で、水面から橋上までの高さが73.5m、主塔の高さが298mという大規模斜張橋である。2004年4月着工、2009年10月竣工。ランドラー海峡で隔てられた九龍昴船洲と新界青衣島のコンテナヤードを結ぶ産業道路として、幅員53.3m、片側3車線の道路整備されており、香港の高速道路「8号幹線」の一部を構成する[1]。発注は香港特別行政区政府路政署、設計は、オーブ・アラップアンドパートナーズ・ホンコン、施工は前田日立横河・新昌の4社によるJV

構造

構造は、鋼構造による中央スパンとコンクリート構造による両側スパンで構成される、鋼・コンクリート複合斜張橋である。

この橋において特筆すべきは、横浜ランドマークタワーとほぼ同じ高さを誇る2基の主塔。基礎は、岩着方式により地下117m(最大値)まで杭が打ち込まれており、一方上部では、最下部で24*18の楕円形であった断面が、地上90mの橋桁部でØ14m、地上298mの最後部ではØ7mの真円となる[2]。175m付近からステンレスのコーティングが施され、最上部にガラス製の建屋が置かれ、照明設備が設置される[2]。 斜張橋を支えるPWSケーブル[3]は、7mmの素線を499本束ねてØ20cmとしたものが1面辺り28本(合計224本)張られている。従来のものに比べ断面積が格段に小さいため悪天候時の影響が小さく、またメンテナンスの最小化も実現した[2]。 施工においてこれらは全て3次元で計画され、アンカーボックスや斜材のガイドパイプは事前に位置や角度を計算して加工され、部材は世界中から調達されている[2]

コンクリート145700m3・鉄筋37100t・基礎杭108本などの部材[4]と、500億円近い建設費[5]の結晶ともいえるこの橋は2009年4月7日に閉合され、香港の新たなランドマークとなるべく完成に向け最後の追い込み段階に入っている。

脚注


昂船洲大橋(2009年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 02:47 UTC 版)

藍巴勒海峡」の記事における「昂船洲大橋(2009年)」の解説

青衣南東部昂船洲を結ぶ。8号幹線一部で、南湾トンネル、青沙公路接続する

※この「昂船洲大橋(2009年)」の解説は、「藍巴勒海峡」の解説の一部です。
「昂船洲大橋(2009年)」を含む「藍巴勒海峡」の記事については、「藍巴勒海峡」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「昂船洲大橋」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「昂船洲大橋」の関連用語

昂船洲大橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



昂船洲大橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのストーンカッターズ橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの藍巴勒海峡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS