日本植物病理学会とは? わかりやすく解説

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日本植物病理学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 21:18 UTC 版)

一般社団法人日本植物病理学会
The Phytopathological Society of Japan
団体種類 一般社団法人
設立 1916年12月2日
所在地 東京都北区中里2丁目28番10号
日本植物防疫協会内
法人番号 2011505002296
主要人物 会長(代表理事) 平塚和之
活動地域 日本
主眼 植物病理学の進歩と普及をはかること
ウェブサイト https://www.ppsj.org/
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一般社団法人日本植物病理学会(にほんしょくぶつびょうりがっかい、: The Phytopathological Society Of Japan (PSJ)[1][2])は、日本学術研究団体の一つ。

概要

1916年12月2日設立[1]。学術研究団体としての種別は単独学会である[1]。農学を学術研究領域とし、植物病理学の進歩と普及を図り、学術文化の向上と発展に寄与することを目的としている[1]

国内においては日本農学会および日本微生物学連盟に、国際学術連合体としてはThe International Association for the Plant Protection Sciences(IAPPS)、The International Society for Plant Pathology(ISPP)、The Asian Association of Societies for Plant Pathology(AASPP)、The International Union of Microbiological Societies(IUMS)に加入している[1]

国際会議としてはAsian Conference on Plant Pathology 2020 (ACPP 2020)を共催した[1]

沿革

  • 1916年 - 日本植物病理学会発足。
  • 2020年 - 一般社団法人日本植物病理学会へ移行。

刊行物

Journal of General Plant Pathology

  • 誌名(和文):Journal of General Plant Pathology
  • 誌名(欧文):Journal of General Plant Pathology
  • 創刊年:2000
  • 資料種別:ジャーナル(査読付き論文を含む)
  • 使用言語:英語のみ
  • 発行形態:印刷体、eジャーナル
  • 著作権帰属先:出版社
  • クリエイティブコモンズ:定めていない
  • 購読:有料

日本植物病理学会報

  • 誌名(和文):日本植物病理学会報
  • 誌名(欧文):Japanese Journal of Phytopathology
  • 創刊年:1918
  • 資料種別:ジャーナル(査読付き論文を含む)
  • 使用言語:日本語(英文抄録あり)
  • 発行形態:印刷体、eジャーナル
  • 著作権帰属先:学会
  • クリエイティブコモンズ:定めていない
  • 購読:無料

脚注

  1. ^ a b c d e f 機関詳細 - 一般社団法人 日本植物病理学会”. 学会名鑑. 2021年6月17日閲覧。
  2. ^ 学会HP”. 一般社団法人 日本植物病理学会. 2021年6月17日閲覧。

参考文献

  • 日本学術協力財団 編『学会名鑑 2007-2009年版』日本学術協力財団、2007年。ISBN 4939091074 

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ファイトプラズマに関する研究マイコプラズマ様微生物 の分類に世界で初めてリボソーム遺伝子の塩基配列による系統解析を導入し、それまで世界で1,000種類以上、国内で約40種類あったMLOをそれぞれ約30種と4種に整理分類した。またMLOとマイコプラズマの系統関係と翻訳システムの相違を発見し、MLOを「ファイトプラズマ」と改称し、プラスミドの昆虫伝搬能に関わる機能を解明するなど、ファイトプラズマ学創成に大きく貢献した。これにより、日本植物病理学会賞を受賞した。世界で初めてファイトプラズマの全ゲノム解読に成功した。ファイトプラズマが寄生宿主に大きく依存し、ゲノム縮小の方向に退行的に進化し、代謝系を極限まで切り詰めたため、核酸・タンパク質合成のみならず、エネルギー合成装置まで失っていることを明らかにした。この成果とそれまでの業績により、日本マイコプラズマ学会賞を受賞した。ファイトプラズマの遺伝子発現を網羅的に解析するマイクロアレイを世界で初めて開発し、遺伝子機能を解明した。具体的には、微生物が特定の昆虫により伝搬される仕組みが、菌体表面を覆う膜タンパク質と昆虫の細胞骨格タンパク質アクチンとの結合の可否で決まることをファイトプラズマをモデルに世界で初めて発見した。また、ファイトプラズマが植物に引き起こす特徴的な天狗巣症状の原因因子とその機能メカニズムを世界で初めて解明した。この成果とそれまでの業績により、2010年度国際マイコプラズマ学会エミー・クラインバーガー・ノーベル賞を日本人ならびにファイトプラズマ研究者で初めて受賞した。植物ウイルスに対する植物の抵抗性に関する発現・抑制機構と抵抗性遺伝子に関する研究
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