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新谷恵司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 00:40 UTC 版)

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新谷 恵司(しんたに けいじ、1959年 - )は、日本のアラビア語会議通訳者、コンサルタント、中東問題研究家。中東のメディア、ジャーナリズムに造詣が深く、アルジャジーラなどに人脈を持つ。暴力的過激主義対策研究者。旅行サービス手配業務取扱管理者。海外旅行アドバイザー。

経歴

1959年、香川県大川郡津田町(現・さぬき市)に生まれる。県立高松高校早稲田大学法学部(1983年卒)を経て外務省に入り、アラビア語を学ぶ。在外研修地はアレキサンドリアカイロ。カイロ・アメリカン大学(The American University in Cairo)中東研究科修士中退。

1987年在カタール日本国大使館三等書記官、1989年在チュニジア日本国大使館二等書記官を経て、PLO本部との連絡要員として、アラファト議長府、PLO政治局、マフムード・アッバース(現パレスチナ議長)事務所、PLO経済局(クレア元パレスチナ自治政府首相)と親交。1993年に外務省中近東第二課赴任。外相、総理通訳を経験するが、「湾岸戦争における日本の『敗北』の責任を取って」(本人の説明)早期退職。

1994年、中東メディアに関する情報や、アラビア語を中心とする諸言語の通訳・翻訳を手がける民間企業、有限会社エリコ通信社を設立、同代表取締役に。経営者、通訳・翻訳者、研究者として「三足の草鞋」を履く。2004-11年、多摩美術大学非常勤講師(イスラム文化論)。2016年4月~東海大学客員教授(平和戦略国際研究所)。暴力的過激主義対策(P/CVE)を中心に研究活動。

2018年、初めて訪れたアルバニアコソボ・マケドニア(現北マケドニア)が気に入り、旅行サービス手配業務を開始するきっかけとなる。

主な通訳・同時通訳歴

  • 2001年11月 -02年7月 : スカイパーフェクTV!・「アルジャジーラ」日本語解説放送(同時通訳)
  • 2002年10月 - : NHK衛星第一放送にてアルジャジーラ・ニュースの「時差通訳」
  • 2003年12月 : アルジャジーラによる小泉純一郎総理インタビューの通訳
  • 2017年2月:アルアラビーヤによる安倍晋三総理インタビューの通訳

過去に通訳したアラブ諸国要人(元首級のみ):エジプト/ムバラク大統領、シーシ大統領、クウェート/サバーハ首長、サウジアラビア/サルマーン皇太子(現国王)、UAE/ムハンマド・ドバイ首長、イエメン/サレハ大統領、カタール/ハマド首長、タミーム首長、パレスチナ/アラファト議長、アッバース大統領、チュニジア/ベンアリ大統領、カーイドエルセブシ衆議院議長(後に大統領)、イラク/マリキ首相、ヨルダン/アブドラ2世国王

著書・寄稿

  • 『イラク再生』 2003年3月 第三文明社刊 ISBN 978-4476032512
  • (寄稿)「アルジャジーラがもたらしたメディア新時代」2003年7月ー『イラク戦争、検証と展望』岩波書店 ISBN 4-00-022130-2
  • (寄稿)「暴力的過激主義対策(CVE)と国際協力」ー(社)日本安全保障・危機管理学会機関誌「安全保障と危機管理」(2018年夏号Vol.44)



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