新川宗平
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 15:37 UTC 版)
にいかわ そうへい
新川 宗平
|
|
---|---|
生誕 | 1973年7月14日(52歳) 大阪府寝屋川市 |
国籍 | ![]() |
出身校 | 東海大学文学部 |
職業 | ゲームクリエイター、ゲームシナリオライター、経営者、作詞家 |
代表作 | 『マール王国の人形姫』『魔界戦記ディスガイア』 |
新川 宗平(にいかわ そうへい、1973年7月14日[1] - )は、日本のコンピューターゲームのゲームプロデューサーであり、シナリオライターである。代表作は『マール王国の人形姫シリーズ』や『魔界戦記ディスガイアシリーズ』など。株式会社日本一ソフトウェアにおいて、2009年から2022年にわたって代表取締役社長を務めていた。2025年4月1日には合同会社スーパーニッチを設立したことを発表[2]。
略歴
- 1996年4月、株式会社日本一ソフトウェアに入社[1]
- 2002年6月、取締役企画営業部長に就任[1]
- 2004年8月、社取締役エンターテインメント事業部長に就任[1]
- 2008年1月、取締役開発部長に就任[1]
- 2009年4月、常務取締役開発部長に就任[1]
- 2009年7月1日、代表取締役社長に就任[1]
- 2022年8月19日、株式会社日本一ソフトウェアの代表取締役社長および取締役を辞任[3]
- 2022年8月29日、合同会社スーパーニッチを設立[4]
- 2025年4月1日、合同会社スーパーニッチを設立していたことを各メディアに公表[2]
エピソード
株式会社日本一ソフトウェアには営業・広報として1996年に採用されたが、同年に発売された『ロジック麻雀 創龍』で初めてディレクターとシナリオライターを担当[5]。イラストレーターのRyoji(野村良治)とは同期入社。
『マール王国の人形姫』が開発された背景としては、ガストの発売した『マリーのアトリエ』の成功に影響されたことと[6]、当時このままでは会社がつぶれそうな中、「どうせつぶれるのならジワジワと首が絞まっていくような死に方をするよりも華々しく散りたい!」という思いでRPGに挑戦したことをインタビューで挙げている[7][8]。
株式会社日本一ソフトウェアの位置する岐阜県の地域振興を精力的におこなっており、2017年から岐阜県で開催されている、ゲームを中心としたエンターテインメントイベント「ぜんため -全国エンタメまつり-」では、実行委員会の委員長を務めていた[9][10][11]。他には、各務原市のふるさと納税の返礼品として日本一ソフトウェアの製品を提供することや、ゲームキャラクター「プリニー」を模した防犯ブザーを制作し地元小学生に配布するなどの地域活動を会社としておこなっていた[12]。2022年8月29日に設立した合同会社スーパーニッチの登記住所も岐阜県岐阜市としている[4]。
作品
ゲーム[2]
- 1998年発売『炎の料理人クッキングファイター好』プロデューサー/企画
- 1998年発売『マール王国の人形姫』プロデューサー/企画/シナリオ原作
- 1999年発売『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』プロデューサー/企画原案/シナリオ
- 2000年発売『天使のプレゼント マール王国物語』プロデューサー/シナリオ
- 2002年発売『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』プロデューサー/シナリオ
- 2003年発売『魔界戦記ディスガイア』プロデューサー/シナリオ
- 2004年発売『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』プロデューサー/シナリオ監修/一部シナリオ
- 2006年発売『魔界戦記ディスガイア2』プロデューサー/シナリオ(Kaori Shinmeiと共同)
- 2008年発売『魔界戦記ディスガイア3』プロデューサー
- 2010年発売『絶対ヒーロー改造計画』プロデューサー/シナリオ(Kaori Shinmei, Yamazi Machinaと共同)
- 2011年発売『魔界戦記ディスガイア4』プロデューサー/シナリオ(Yamazi Machinaと共同)
- 2013年発売『神様と運命革命のパラドクス』プロデューサー/シナリオ(Tomohiro Sugiyama, Yamazi Machinaと共同)
- 2015年発売『魔界戦記ディスガイア5』プロデューサー/シナリオ(井上恵一, 泉達也と共同)
- 2021年発売『魔界戦記ディスガイア6』プロデューサー/シナリオ
脚注
- ^ a b c d e f g “代表取締役の異動に関するお知らせ”. 2025年6月5日閲覧。
- ^ a b c fab (2025年3月31日). “元日本一ソフトウェア社長・新川宗平氏が代表を務める「合同会社スーパーニッチ」設立。プロデュース・企画・開発事業を展開。第1弾として、小説家・喜多山浪漫氏が原作の『エトランジュ オーヴァーロード』のプロデュースを進める。”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2025年6月5日閲覧。
- ^ “代表取締役の異動(辞任)に関するお知らせ”. 2025年6月5日閲覧。
- ^ a b “合同会社スーパーニッチの情報|国税庁法人番号公表サイト”. www.houjin-bangou.nta.go.jp. 2025年6月5日閲覧。
- ^ 電撃オンライン. “若さゆえのやんちゃが多すぎ!? 入社1カ月で麻雀ゲームのディレクターになった新人が開発会社と大激突!【電撃日本一】 - 電撃オンライン”. dengekionline.com. 2025年6月5日閲覧。
- ^ 電撃オンライン. “『マリーのアトリエ』にちょっぴり嫉妬!? 『マール王国の人形姫』の裏話も飛び出した音楽制作秘話を公開【電撃日本一】 - 電撃オンライン”. dengekionline.com. 2025年6月5日閲覧。
- ^ 電撃オンライン. “日本一の黒歴史!? 『やるドラ』を作るはずが『炎の料理人クッキングファイター好』ができた…だと?【電撃日本一】 - 電撃オンライン”. dengekionline.com. 2025年6月5日閲覧。
- ^ 電撃オンライン. “阪神ファンだけど巨人の長嶋監督の影響で丸坊主に! 『マール王国の人形姫』における波乱万丈の制作裏話【電撃日本一】 - 電撃オンライン”. dengekionline.com. 2025年6月5日閲覧。
- ^ “ぜんため -全国エンタメまつり-”. ぜんため -全国エンタメまつり-. 2025年6月5日閲覧。
- ^ “第2回 ぜんため(全国エンタメまつり)2018年8月4日(土)、8月5日(日)開催!”. 日本一ソフトウェア. 2025年6月5日閲覧。
- ^ “第3回 ぜんため(全国エンタメまつり)2019年8月3日(土)、8月4日(日)開催!”. 日本一ソフトウェア. 2025年6月5日閲覧。
- ^ “地域応援はその地を知ってもらうのが大事--ASMR「EMOCAL」とゲーム「風雨来記4」の取り組みを聞く”. CNET Japan (2021年8月7日). 2025年6月5日閲覧。
外部リンク
- 新川宗平のページへのリンク