救い主エマヌイルとは? わかりやすく解説

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救い主エマヌイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 12:30 UTC 版)

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救い主エマヌイルイイスス・ハリストス・エマヌイルエマヌイルヘブライ語: עמנואל‎ -インマヌエル、« 神はそばにいらっしゃいます ")(ロシア語: СпасЭммануил)は、思春期のイエス・キリストを描くイコンである。

この種のイコンの名前は、キリスト教によって救い主の到来の予言と解釈され、マタイによる福音書で繰り返されているイザヤ書[1]の予言に由来する。:

見よ。処女がみごもって、男の子を産む。その子はインマヌエル(神が私たちと共におられる)と呼ばれる。(マタイ1:23)

起源

この種のイコンは、おそらくネストリウス派異端に対する教会の反応として現れ、バプテスマの前のイエスを子供として正確に表現することによって、バプテスマの前のイエスの神性を否定した。

エマヌイルのイメージは、聖母と子イエスに関連するイコンの構成だけでなく、三位一体のイコンの構成においても不可欠である。

青年期のキリストは、すでに霊的な成熟によって特徴づけられている顔の特徴で表されている。小さな大人としての子供たちの描写は正教会の図像の特徴であるが、子供の顔は誇張された重力によってマークされていない。イエスの表現における子供らしさの強調は、 西洋絵画の影響をうける16世紀以前には現れなかった。

脚注

  1. ^ 「それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる。 見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。」イザヤ書 7:14

参考文献

  • Pripatchkine I. A. Iconographie de Jésus-Christ /Припачкин И. А. Иконография Господа Иисуса Христа. М., Изд-во «Паломникъ», 2001.- 224 с.: ил. ISBN 5-87468-110-8
  • I. Borbov Principes de base de l'iconographie ancienne russe/ Ю. Г. Бобров Основы иконографии древнерусской живописи. СПб.: Аксиома, Мифрил, 1996. — 256 с., ил. (Малая история культуры) ISBN 5-86457-024-9

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