擬調和三角形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 16:39 UTC 版)
ユークリッド幾何学において、擬調和三角形[1](ぎちょうわさんかくけい、英: Circumcevian triangle)は、三角形と点に対する特別な三角形の一つである[2]。
定義

△ABCと点Pに対して、AP, BP, CP と△ABCの外接円のA, B, Cでない方の交点をA', B', C'とする。△A'B'C' をPの擬調和三角形と言う[3]。
直線AP, BP, CP上にある点A', B', C'がAP・A'P=BP・B'P=CP・C'Pを満たす。
方べきの定理より、前者の定義と一致することが確認できる。
例
- 内心の擬調和三角形はcircumcircle mid-arc triangle(circummidarc triangle)である[4][5][6]。
- 重心の擬調和三角形はcircum-medial triangleである[7]。
- 垂心の擬調和三角形はcircum-orthic triangleである[8]。
座標
a,b,cを△ABCの辺の長さ、 α : β : γ をPの三線座標とすると、Pの擬調和三角形△A'B'C' の頂点の三線座標は以下の様に与えられる[2]。
- 擬調和三角形のページへのリンク