摺鉢山古墳とは? わかりやすく解説

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摺鉢山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 02:54 UTC 版)

摺鉢山古墳

墳丘全景(左に前方部、右に後円部)
別名 天神山古墳
所属 紫竹川古墳群
所在地 東京都台東区上野公園
上野恩賜公園内)
位置 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度 / 35.7138333; 139.7738472座標: 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度 / 35.7138333; 139.7738472
形状 前方後円墳
規模 墳丘長70m
高さ5m
埋葬施設 不明
出土品 埴輪
史跡 なし
地図
摺鉢山古墳
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摺鉢山古墳(すりばちやまこふん)は、東京都台東区上野公園にある古墳。形状は前方後円墳。紫竹川古墳群を構成する古墳の1つ。史跡指定はされていない。

概要

東京都区部中心部、武蔵野台地突端部の上野台地に築造された古墳である。「摺鉢山」の名称は、墳丘の形状がすり鉢を伏せたように見えることによる[1]。かつては墳丘上に五条天神(文明19年(1487年)には鎮座)・清水観音堂(寛永8年(1631年)建立、元禄年間(1688-1703年)移転)が所在し[1]、墳丘は破壊を受けている[2]。これまでに発掘調査は実施されていない。

墳形は前方後円形で、前方部を西方向に向ける。墳丘外表で葺石は認められていないが、埴輪片が採集されている[2]。埋葬施設など詳細は明らかでない[2][3]

なお、かつては本古墳を中心として円墳群(桜雲台古墳・蛇塚古墳・表慶館古墳など[4])が分布したが、現在までにいずれも消滅している[2][3]

墳丘

後円部墳頂

墳丘の規模は次の通り(現存規模)[1]

  • 墳丘長:70メートル
  • 後円部
    • 直径:43メートル
    • 高さ:5メートル
  • 前方部
    • 幅:23メートル

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 史跡説明板。
  2. ^ a b c d 摺鉢山古墳(古墳) 1989.
  3. ^ a b 上野忍岡遺跡群(平凡社) 2002.
  4. ^ 『東京の古墳を歩く』 pp. 40-43。

参考文献

関連項目

外部リンク




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