持ち時間
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持ち時間(もちじかん)とは、将棋、囲碁などのボードゲームをする際にあらかじめ定められた対局に使用できる時間限度のこと。持ち時間を使い切った対局者は負けとなるのが通例。対局両当事者に同じ持ち時間を定めることで公平を保ち[注 1]、ゲームの途中放棄や故意の遅滞による相手への嫌がらせを排除する目的で設定される。
注釈
- ^ 逆に、不均衡な持ち時間をハンデキャップとして使うことも可能である。例えば、女流王位戦の記念対局(非公式戦)では、女流王位が1時間、王位は10分という時間差で対局を行う。
- ^ 大平のケース(2005年3月18日・竜王戦昇級者決定戦1回戦・対児玉孝一戦)は、埼玉で行われたZONEのコンサートに、対局場の大阪から駆けつけるためであり、「トリビアの泉」(2006年6月7日放送)でも紹介された。
- ^ a b 日本将棋連盟公式サイトの表記に準ずる。
- ^ 『近代将棋』連載の「名人義雄」によると、日本将棋連盟設立前の対局である、1921年の木村義雄四段対金子金五郎四段(段位は当時)戦では持ち時間は設定されておらず、3日間の長丁場の戦いとなっている。
- ^ 2日制のタイトル戦番勝負の場合、残り時間が少ない方の対局者の持時間が2時間となるように同じ時間が加算される。
出典
- ^ a b c d e f “対局に遅刻をしたときはどうなる?意外と知らない、将棋の「時間」についてまとめてみました|将棋コラム|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2023年10月23日閲覧。
- ^ a b c d TIMES編集部, ABEMA. “羽生善治九段、フィッシャールールの戦い「慣れた人も増えて洗練されてきた」「日によって出来不出来の波が結構ある」/将棋・ABEMAトーナメント | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2023年3月28日閲覧。
- ^ “The Origins of Canadian Byo-Yomi”. 2006年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年11月20日閲覧。
- ^ a b “第30回世界アマチュア囲碁選手権戦 静岡大会”. www.nihonkiin.or.jp. 2023年4月23日閲覧。
- ^ 対局規定(第4条 持時間)
- ^ 世界コンピュータ将棋選手権 大会ルール 第22条1項
- ^ 田丸の勝率、里見香奈女流四冠へのコメントと遅刻の罰則規定について - 田丸昇、2013年9月2日(2014年5月28日閲覧)。
- ^ 女流将棋界で対局ボイコット騒動 プロ資格巡り対立 - 日本経済新聞・2013年1月30日
- ^ 対局規定(抄録) - 日本将棋連盟
- ^ a b 日本棋院対局管理規定 - ウェイバックマシン(2004年7月17日アーカイブ分)
- ^ “囲碁用語 秒読み”. 日本囲碁連盟. 2022年11月12日閲覧。
- ^ 棋士の昼食、対極の手 将棋は外食業が協力、囲碁は廃止検討:一面:中日新聞(CHUNICHI WEB)
- ^ NHK囲碁フォーカス 2022/8/14放送分
- ^ 日本棋院対局時間中の外出禁止実施のお知らせ
- ^ 王銘琬『こんなに面白い世界の囲碁ルール』日本棋院、2019年、136-137頁。
- ^ 04. Rules & Regulations for the FIDE World Championship Match (FWCM) 2016
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