扶余語族とは? わかりやすく解説

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扶余語族

(扶余諸語 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 22:55 UTC 版)

扶余語族(ふよごぞく、朝鮮語:부여어족、中国語:扶余语系)とは、古代満洲から朝鮮半島にかけて話された夫余高句麗沃沮百済(支配層)などの諸言語を内包する仮説上の語族。この仮説は古代中国の史料にある言語間の類似についての情報に基づいている[1][2]


出典

  1. ^ a b 李 1975, pp. 39-41
  2. ^ Lee, Ki-Moon; Ramsey, S. Robert (2011), A History of the Korean Language, Cambridge University Press, ISBN 978-1-139-49448-9.
  3. ^ 金 1985, pp. 95-96
  4. ^ a b c d e f g 李 1975, pp. 39-41
  5. ^ 李 1975, pp. 46-48
  6. ^ 伊藤 2020, pp. 94–100.
  7. ^ 金 1985, pp. 97-98
  8. ^ Lee & Ramsey 2011, pp. 34
  9. ^ 板橋 2019, p. 181
  10. ^ 板橋 2019, p. 223

注釈

  1. ^ 例えば、李基文は李 1975において東北アジアの諸言語を粛慎系・夫余系・韓系という3つの大きな括りに分けて解説しており[1]、2011年の書籍においても夫余系・韓系というカテゴライズを維持している[8]。板橋義三は前朝鮮語から分岐した扶余祖語・朝鮮祖語を想定したモデルを提示し[9]、朝鮮祖語と扶余祖語間の相違が明らかではないとしつつ高句麗語、沃沮語、濊語を扶余祖語に遡るものと想定して論を進めている[10]


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