戸田観光協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 00:50 UTC 版)
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Heda Tourism Association
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| 設立 | 1976年(昭和51年)4月1日 |
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| 種類 | 観光協会 |
| 目的 | 沼津市戸田地区の観光振興及び地域資源の活用 |
| 本部 | 静岡県沼津市戸田289-12 |
| 公用語 | 日本語 |
| ウェブサイト | https://www.deep-heda.com/ |
戸田観光協会(へだかんこうきょうかい、英: Heda Tourism Association)は、静岡県沼津市戸田地区を拠点とする地域観光団体。1976年(昭和51年)に旧戸田村観光協会として設立され、2005年(平成17年)の戸田村の沼津市編入に伴い現名称となる。
概要
戸田観光協会(へだかんこうきょうかい)は、静岡県沼津市の南西部、駿河湾西岸に位置する戸田地区において、地域観光の振興、観光情報の提供、イベントの開催、文化財や自然資源の活用などを行う地域観光団体である。1976年(昭和51年)に旧戸田村観光協会として設立され、2005年(平成17年)の戸田村の沼津市編入に伴い現名称となった。[1]
戸田地区は日本一深い湾とされる駿河湾に面し、深海魚やタカアシガニなど深海資源を活かした観光が盛んで、「深海魚の聖地・戸田」として知られている。協会は地域ブランド「Deep-Heda(ディープ・ヘダ)」を掲げ、深海グルメ、深海アート、海洋体験などを中心とした地域発信事業を推進している。[2]
また、戸田漁港を中心とした'海業振興モデル地区'に選定され、漁港の多目的利用による地域経済の活性化を目指している。特に、第2種漁港である戸田漁港において、プレジャーボートやヨットの受け入れ体制整備、ヨットレースや観光クルーズの誘致など、観光と海業を融合した新たな仕組みづくりを進めている。[3]
2020年代には、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光需要の変化に対応し、[[1]]において区画制による安全運営方式を導入。感染症対策と観光振興を両立させるモデルとして注目された。[4] [2] さらに、'南海トラフ地震臨時情報'発表時における防災対応についても独自の体制を構築しており、地域観光事業者と連携した迅速な避難・情報共有の取り組みが評価され、[[内閣府 (日本)|内閣府]]の「防災取組事例集」に掲載された経緯がある。[5] 観光振興と防災の両立を図る先進的な地域モデルとして位置付けられている。
戸田地区の景勝地としては、岬状の御浜岬(みはまみさき)の先端に鎮座する諸口神社(もろくちじんじゃ)と、その鳥居前に広がる白砂の浜「小舟ヶ浜(こぶねがはま)」があり、ここからは紺碧の駿河湾越しに富士山を望むことができる。フォトジェニックな景観として観光プロモーションにも多く用いられている。[6]
出典
- ^ “戸田地域観光振興計画”. 沼津市. 2025年11月8日閲覧。
- ^ “Deep-Heda公式サイト”. 戸田観光協会. 2025年11月8日閲覧。
- ^ “静岡県 海業振興モデル地区事例”. 静岡県・静岡大学地域創造学環. 2025年11月8日閲覧。
- ^ “戸田・[https://numazukanko.jp/spot/10007 御浜海水浴場で区画制導入”]. 毎日新聞. (2020年7月20日) 2025年11月8日閲覧。
{{cite news}}:で外部リンクを指定しないでください。 (説明)⚠|title= - ^ “南海トラフ地震臨時情報に関する防災取組事例集”. 内閣府. 2025年11月8日閲覧。
- ^ “戸田時歩きマップ”. 戸田観光協会. 2025年11月8日閲覧。
関連項目
沿革
- 1976年(昭和51年)4月1日 - 旧戸田村観光協会として設立。戸田村の観光振興を目的に活動を開始。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 戸田村が沼津市へ編入合併される。これに伴い名称を「戸田観光協会」と改称し活動。
所在地
- 静岡県沼津市戸田289-12(戸田観光案内所内)
脚注
外部リンク
- 戸田観光協会のページへのリンク