平和の像 (黒部市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 13:30 UTC 版)
平和の像(へいわのぞう)は、富山県黒部市宇奈月町内山字尾ノ沼の大原台自然公園内に建立する銅像である[1]。
概要
旧宇奈月町(現・黒部市)出身の彫刻家、佐々木大樹が[1]黒部川の永却の安らぎと平和を願って[2]、標高565.8 mの大原台に建立された[3]、日本一標高の高い場所に立つブロンズ観音像である[1]。高さは12.8 m、重さは29 t[2]。
1977年5月18日に土付けの式が行われ[4]、1982年6月1日より組立作業が本格的に開始し(この時点では同年8月13日までの完成を目標としていた)[5]、同年8月より3回にわたり塗装が施されて頭部と右手に避雷針が取り付けられ、8月26日より足場の撤去が始まり、8月28日に全容を現した[6]。完成後の同年10月8日に除幕式が執り行われた[3]。なお、完成当初は金色の像であった[3]。
夜間はライトアップされる[1]。また、毎年5月18日に観音祭を開催している[2]。
脚注
- ^ a b c d 平和の像(とやま観光ナビ、2024年4月28日閲覧)
- ^ a b c 平和の像(黒部・宇奈月温泉観光局 公式サイト 黒部めぐり、2024年4月28日閲覧)
- ^ a b c 『北日本新聞』1982年10月9日付朝刊14面『「平和の像」盛大に除幕 金色の姿に拍手 宇奈月 町の新しいシンボルに』より。
- ^ 『北日本新聞』1977年5月19日付朝刊12面『宇奈月大原台に「平和の像」 54年7月完成めざす 日展評議員 佐々木大樹氏(八八)制作 盛大に中間像の土付け式』より。
- ^ 『北日本新聞』1982年6月2日付朝刊16面『「平和の像」 組み立て始まる 8月13日までに完成 宇奈月町大原山山頂で』より。
- ^ 『北日本新聞』1982年8月30日付朝刊12面『金色にくっきり 宇奈月大原山 「平和の像」塗装終わる』より。
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