小造山古墳とは? わかりやすく解説

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小造山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 20:39 UTC 版)

小造山古墳

墳丘(左に後円部、右奥に前方部)
所在地 岡山県岡山市北区新庄上・総社市下林
位置 北緯34度40分42.30秒 東経133度47分54.81秒 / 北緯34.6784167度 東経133.7985583度 / 34.6784167; 133.7985583座標: 北緯34度40分42.30秒 東経133度47分54.81秒 / 北緯34.6784167度 東経133.7985583度 / 34.6784167; 133.7985583
形状 前方後円墳
規模 墳丘長142m
高さ12m(後円部)
出土品 埴輪
築造時期 5世紀後半
史跡 なし
地図
小造山古墳
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小造山古墳(こつくりやまこふん[1]/こづくりやまこふん[2])は、岡山県岡山市北区新庄上・総社市下林にある古墳。形状は前方後円墳。史跡指定はされていない。

概要

推定首長墓系譜[1]
古墳名 墳丘長 時期
造山古墳 350m 5c前半
作山古墳 282m 5c中頃
小造山古墳 142m 5c後半

岡山市・総社市の境界部、造山古墳北方の丘陵上に築造された大型前方後円墳である[2]。墳形は前方後円形で、前方部を南方に向ける。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では埴輪が採集されているほか、墳丘周囲には周濠が巡らされている[1]

この小造山古墳は、出土埴輪および墳形から古墳時代中期後半の5世紀後半頃の築造と推定される[1]。吉備地方の首長墓としては造山古墳(墳丘長350メートル:全国第4位[3])・作山古墳(墳丘長282メートル:全国第10位[3])に後続する首長墓とされ、古墳規模の縮小する様子が指摘される[1]

墳丘

墳丘の規模は次の通り[1]

  • 墳丘長:142メートル
  • 後円部 - 2段築成。
    • 直径:約85メートル
    • 高さ:約12メートル
  • 前方部 - 2段築成。
    • 長さ:60メートル

後円部周囲には幅10メートルの周濠が巡らされているほか、周濠の外側には幅10メートルの外堤が巡らされている[1]。また、周濠内の3箇所には渡り土堤が形成されている[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 小造山古墳(岡山市シティミュージアム「岡山市の文化財探訪」)。
  2. ^ a b 小造山古墳(平凡社) & 1988年.
  3. ^ a b 古墳大きさランキング(日本全国版)(堺市ホームページ、2018年5月13日更新版)。

参考文献

関連項目

外部リンク




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