小田美樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/07 01:47 UTC 版)
小田 美樹(おだ みき、1973年 - )は、日本の作曲家、中学校教員。
経歴
福島県原町市(現在の南相馬市原町区)出身[1]。福島県立原町高等学校、山形大学教育学部中学校教員養成課程を卒業し、1997年より山形市内の中学校に勤務。1999年より福島県の中学校教員となる[2]。
2015年度まで南相馬市立小高中学校に勤務した[3]。その後、相馬市立向陽中学校、いわき市立湯本第一中学校を経て、2024年度よりいわき市立玉川中学校に勤務する[4][5]。 2011年3月、南相馬市立小高中学校在職中に東日本大震災および福島第一原子力発電所事故を経験した。震災後、生徒たちとともに合唱曲「群青」を制作した。この楽曲は復興支援の象徴として広く知られるようになり、2013年3月に京都府長岡京市で開催された東日本大震災復興支援コンサート「Harmony for JAPAN 2013」で初披露された[6]。信長貴富による編曲版は2013年8月にパナムジカより出版され、2019年には音楽之友社の高等学校音楽教科書『高校生の音楽3』にも掲載された[7]。
人物
- 音楽で競わせたくないという思いから、合唱コンクールを順位をつけない「合唱祭」という形で開催している[8]。
メディア出演
- テレビ
- news every.くまもと - 「歌の力はすごい」被災した生徒の言葉を歌詞に福島の中学校で誕生 全国で歌われる合唱曲に込めた思い(熊本県民テレビ、2025年3月11日)[9]
- ラジオ
- ネットワーク1・17 - MBSラジオ、2021年3月28日[10]
- 記事
脚注
- ^ “明日、平和希求セミナー第4回開催(講師:小田美樹さん) / #核なき世界を目指して 学生たちと被爆ピアノコンサートを開催したい - クラウドファンディング READYFOR”. readyfor.jp. 2025年4月3日閲覧。
- ^ “音楽之友社”. 2025年3月31日閲覧。
- ^ 『教育音楽 中学・高校版 2023年10月号』私が教師になった理由(55)小田美樹
- ^ “ネットワーク1・17”. www.mbs1179.com. 2025年3月31日閲覧。
- ^ 『教育音楽 春号 2025.04』p25
- ^ “群青 | Pana Musica”. www.panamusica.co.jp. 2025年4月5日閲覧。
- ^ “教科書一覧 - 音楽之友社の教科書”. 音楽之友社. 2025年3月31日閲覧。
- ^ 『教育音楽 春号 2025.04』p25
- ^ 日本テレビ. “「歌の力はすごい」被災した生徒の言葉を歌詞に福島の中学校で誕生 全国で歌われる合唱曲に込めた思い|KKT NEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2025年3月31日閲覧。
- ^ “ネットワーク1・17”. www.mbs1179.com. 2025年3月31日閲覧。
- ^ “楽しもう、歌を。明日を。:朝日新聞GLOBE+”. 朝日新聞GLOBE+ (2021年3月7日). 2025年3月31日閲覧。
- ^ “震災で生まれた「群青」が独り立ち 信長貴富さんのためらいを越えて:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年3月14日). 2025年3月31日閲覧。
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