小林貴子とは? わかりやすく解説

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小林貴子

小林貴子の俳句

この世から三尺浮ける牡丹かな
どことなく進化途中のゐもりかな
ひゆんひゆんと鞭の音して星飛べり
クリスマスあんまり寝なくても平気
一掬の水をダリアに恋人に
一日一善氷の下の空気出す
三好達治思ふ花野に鐘打ちて
二子玉川凧凧
佐久人は平ら大事と稲を刈る
内心は修羅の巷や猫じやらし
化野や冬まくなぎは毬ほぐし
命終の銛打つは誰そ月の夜
夏館日時計に夜はなかりけり
外套に顎埋むればロートレック
失恋に三光鳥がホイといふ
女体とは揺れ異なれる桜かな
岩塩は骨色冬は厳しきか
岳神楽見えぬ大蛇をめつた切り
日の斑避暑地に疲れ出づる頃
日を月を攻めたて祇園囃子かな
星々の軋み大原雑魚寝かな
春浅しダライ・ラマ師の素手素足
暮れ切つてよりの集ひや蒸鰈
月祀る篝火の炎に根のあらず
朔風や木目浮きたる跪拝台
桃実る頃の夜風となりにけり
梨咲くと人にはぐるる心地せり
水仙や男をまたぎ水飲みに
河童忌や紙を蝕むセロテープ
洞窟に茂れる歯朶ほどの自由
浮寝鳥深眠りにて嵩減りぬ
海市見せむとかどはかされし子もありき
海底に住み古るものへ夏銀河
海彦とふた夜寝ねたり花でいご
父逝きぬ珊瑚が卵放つ夜
由良の門に水銀色の四葩かな
男らに吊革の痩せ西東忌
真葛原遷都の如く移る雲
石橋の反りかすかなる抱卵期
磯鴫の百の翔りに帽押へ
立冬の鰐をひつくりかへしたり
結構違ふよ団栗の背くらべ
絮飛びて草に王冠残りたる
義仲を思へば涼しき草の丈
菱形に包む赤子や春の月
葛引くと遠くが動く晴子の忌
蓼科の雲稚かり源五郎
虎の尾を一本持つて恋人来
虚空虚空と白鳥の鳴き交はす
銅鏡は何も映さず蟻地獄
 

小林貴子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/26 18:24 UTC 版)

小林 貴子(こばやし たかこ)




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