小林幾英
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/18 06:40 UTC 版)
小林 幾英（こばやし いくひで、生没年不詳）は、明治時代の浮世絵師。
来歴
落合芳幾の門人。本姓は小林、名は英次郎。飛幾亭（ひきてい）、箴飛亭（しんぴてい）と号す。作画期は明治18年（1885年）から明治31年（1898年）頃で、たて1枚及び3枚続の「東京名所」シリーズや「東錦倭風俗」の3枚続物の他、明治20年代に鉄道錦絵、憲法発布、磐梯山噴火図などを主に名所絵、風俗画、戦争絵を描いている。
作品
- 「浅草公園富士山繁栄之図」大判錦絵3枚続、1887年
- 「東京名所之内 雪中吾妻橋の図」大判錦絵3枚続、1888–90年
- 「東京名所之内 日本橋真景」大判錦絵3枚続、1888–90年（郵政博物館所蔵）
- 「岩代国磐梯山噴火之図」大判錦絵3枚続、1888年
- 「憲法発布式祝祭図」大判錦絵9枚続、1889年
- 「憲法祭御発輦之図」大判錦絵3枚続、1889年
- 「新演劇川上一座佐賀暴動記ノ内 甲ノ浦の場」大判錦絵3枚続、1891年（早稲田大学演劇博物館所蔵[1][2][3]）
- 「我軍占領地軍用鉄道」大判錦絵3枚続、1895年
- 「日本海陸軍万歳威海衛附近大激戦之図」大判錦絵3枚続、1895年
- 「台湾人民降参之図」大判錦絵3枚続、1895年
- 「奠都三十年祝賀祭御遊覧之図」大判錦絵3枚続、1898年
脚注
- ^ 早稲田大学文化資源データベース（作品番号101-5349）
- ^ 早稲田大学文化資源データベース（作品番号101-5376）
- ^ 早稲田大学文化資源データベース（作品番号101-5375）
参考文献
関連項目
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