対振り飛車の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 15:46 UTC 版)
△後手 なし ▲先手 なし 図1-1は▲2四歩まで △後手 なし ▲先手 なし 図1-2は▲2四歩まで △後手 歩 ▲先手 なし 図1-3は△4四角まで 図1-1は、後手△4五歩-4四銀型の四間飛車の陣に先手が引き角の局面例で、▲2四歩と指した例。以下△同歩▲同角に△同角とすると、飛車先が突破されてしまうので、△2二飛が振り飛車の常套手段であるが、この場合は以下▲3三角成△2八飛成▲4四馬で、角銀と飛車の二枚替えと次に▲4五桂の狙いが生じている。図1-2は、後手△4五歩-5四銀型の四間飛車の陣に先手が引き角の局面例で、▲2四歩と指した例。以下前述の△同歩▲同角△2二飛に▲3三角成は△2八飛成で、今度は二枚替えにならない。この場合は先手は図1-3のように▲3三角成とせずに▲2五歩とするが、以下後手△4四角として次に△2六歩で飛車先の押さえ込みを図るのが、この戦型の振り飛車の常套手段である。このため、後手△4五歩-5四銀型には図1-2以下△2四同歩に▲5五歩として、△同銀になれば▲2四角△2二飛▲3三角成△2八飛成に今度は▲5五馬で二枚替えになる。▲5五歩に△4三銀は▲4五桂で、以下△5五角ならば▲2四飛△2二飛▲同飛△同角▲2八飛など。
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