富下李央菜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 00:34 UTC 版)
富下 李央菜 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
生年月日 | 2006年6月5日(18歳) |
出身地 | ![]() 千葉県 |
KYOJO CUPでの経歴 | |
デビュー | 2023 |
所属 | CERUMO・INGING |
車番 | 39 |
過去所属 | KTMS |
出走回数 | 9 |
優勝回数 | 0 |
ポールポジション | 1 |
ファステストラップ | 0 |
シリーズ最高順位 | 5位 (2024) |
富下 李央菜(とみした りおな、2006年6月5日 - )は、日本のレーシングドライバー。
千葉県出身[1]。2025年現在CERUMO・INGINGよりKYOJO CUPに参戦。
経歴
カート
2017年にカートを始め、レオンカートGPシリーズの様々なクラスに出場し、ジュニアカデットで2位になった[2]。2018年に選手権に復帰し、フレーム60選手権で優勝し、ジュニアカデットでは須藤優輝に次ぐ2位になった[3]。翌年、富下は全日本カート選手権にデビューし、FP-Jr部門に出場し、最上川大会で2位となり、初の表彰台を獲得した[4]。
2021年、ヤマハ「Formula Blue」KTのサポートドライバーに選ばれた[5]。また、全日本カート選手権のFP-3部門にステップアップし、茂木ラウンドでデビュー戦で表彰台を獲得した[4]。
2022年、富下は全日本カート選手権FP-3クラスに出場し、チャンピオンシップのトップを争ったが、最終的には春日龍之介に次ぐ2位に終わった[6]。
KYOJO CUP

2023年
2023年5月5日、KTMSからKYOJO CUPにステップアップすることが発表された[7]。デビュー戦でポールポジションを獲得し、レース前半をトップ5で走行したが、8周目のの最終コーナーでリタイアした[8]。
残りのシーズンを通して、第2戦で記録した5位が最高位で[9]、ルーキーシーズンでランキング6位で終えた[10]。
2024年
2024年に引き続きKTMSからKYOJO CUPに参戦[11]。第2戦で7位に入りシーズン初のポイントを獲得した[12]。シーズン唯一のダブルヘッダー戦となったレース2では4位でチェッカーを受けたが、レース後に翁長実希と下野璃央がペナルティを受けたため、2位に昇格した[13]。
第3戦を欠場した後、復帰戦で4位でチェッカーを受けたが、トップチェッカーを受けた下野璃央と2位の坂上真海が共に失格となったため、2位に昇格した[14]。スーパー耐久と並行して行われたエキシビションラウンドでは、レース2でKYOJO CUP初優勝を果たした[15]。
最終戦で一時2位まで順位を上げたが、最終的に4位でゴールし[16]、51ポイントでランキング5位に終わった[17]。
2025年
2024年12月25日、KYOJO CUP参戦3年目を迎えるにあたり、トヨタがサポートするCERUMO・INGINGに移籍することが発表された[18][19]。
レース戦績
略歴
年 | シリーズ | チーム | レース | 優勝 | PP | FL | 表彰台 | ポイント | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | KYOJO CUP | KTMS | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 23 | 6位 |
2024 | KYOJO CUP | KTMS | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 51 | 5位 |
FCR-VITA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 27位 | ||
2025 | KYOJO CUP | CERUMO・INGING | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0* | 11位* |
スーパー耐久 - ST-2 | KTMS | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 20*‡ | 1位*‡ | |
ソース: |
- * 現在シーズン中。
- ‡ チーム成績
KYOJP CUP
年 | エントラント | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | KTMS | FUJ1 Ret |
FUJ2 5 |
FUJ3 7 |
FUJ4 6 |
6位 | 23 | ||||||
2024年 | FUJ1 9 |
FUJ2 1 7 |
FUJ2 2 2 |
FUJ3 |
FUJ4 2 |
NC 1 2 |
NC 2 1 |
FUJ5 4 |
5位 | 51 | |||
2025年 | CERUMO・INGING | FUJ1 SPR 9 |
FUJ1 FIN 11 |
FUJ2 SPR |
FUJ2 FIN |
FUJ3 SPR |
FUJ3 FIN |
FUJ4 SPR |
FUJ4 FIN |
FUJ5 SPR |
FUJ5 FIN |
11位* | 0* |
脚注
- ^ “富下 李央菜 Riona Tomishita”. drivingathlete.com. 2025年5月23日閲覧。
- ^ “REON KIDS KART GP 2017 シリーズポイントランキング”. reon.org. 2025年2月15日閲覧。
- ^ “REON KIDS KART GP 2018 シリーズポイントランキング”. reon.org. 2025年2月15日閲覧。
- ^ a b “全日本/ジュニアカート選手権・東地域で活躍する女性ドライバーたち”. motorsports.jaf.or.jp. (2020年7月31日) 2025年2月15日閲覧。
- ^ “2021年 ヤマハ「Formula Blue」KT サポートドライバー 決定!”. yamaha-motor.co.jp 2025年2月15日閲覧。
- ^ “FS-125部門東地域は波乱の展開、劇的な優勝をつかんだのは全日本初参戦の一宮總太朗選手!”. motorsports.jaf.or.jp. (2022年10月28日) 2025年2月15日閲覧。
- ^ “KTMS、TGR GR86/BRZ Cupに小山美姫を、KYOJO CUPに富下李央菜を擁し参戦へ”. www.as-web.jp. (2023年5月5日) 2025年2月12日閲覧。
- ^ “2023年のインタープロト&KYOJO CUPが開幕。初戦は野尻智紀と三浦愛が優勝を飾る”. www.as-web.jp. (2023年5月5日) 2025年2月12日閲覧。
- ^ “KYOJO CUP Round 2”. drivingathlete.com 2025年2月15日閲覧。
- ^ “DRIVER RANKING”. drivingathlete.com 2025年2月15日閲覧。
- ^ “KYOJO CUPの2024年年間エントリーリスト発表。28台ものエントリーが集まる”. news.biglobe.ne.jp. (2024年4月11日) 2025年2月15日閲覧。
- ^ “KYOJO CUP 第2戦・第3戦”. www.fsw.tv 2025年2月15日閲覧。
- ^ “斎藤愛未が2連勝。2位以下はペナルティの波乱で富下李央菜、平川真子が今季初の表彰台【KYOJO CUP第3戦】”. www.as-web.jp. (2024年7月22日) 2025年2月13日閲覧。
- ^ “2台の失格で翁長が繰り上がり優勝。富下、平川がトップ3入り果たす【KYOJO CUP第5戦】】”. www.as-web.jp. (2023年11月11日) 2025年2月13日閲覧。
- ^ “富下が初優勝!! KYOJOカップ”. chunichi.co.jp. (2023年11月18日) 2025年2月13日閲覧。
- ^ “斎藤愛未が自身初タイトル獲得。二冠の夫、坪井翔と世界初の同シーズン夫婦王者に輝く【KYOJO CUP最終戦】”. www.as-web.jp. (2024年12月22日) 2025年2月13日閲覧。
- ^ “DRIVER RANKING”. drivingathlete.com 2025年2月15日閲覧。
- ^ “TOYOTA GAZOO Racing Presents its 2025 motorsport team setups in Japan”. Toyota Gazoo Racing. (2025年2月15日) 2024年12月25日閲覧。
- ^ “2025年KYOJO CUPのエントリーリストが公開。14チームが集結、国内外より20人が参戦へ”. news.yahoo.co.jp. (2025年2月15日) 2025年2月13日閲覧。
外部リンク
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