宮部 久蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:42 UTC 版)
健太郎と慶子の実の祖父で、清子の父親。両親を亡くし15歳で海兵団に入団した。巧みな操縦技術を持つ航空兵であったが、妻子を案じ「必ず生きて帰る」と公言していた。命を重んじる思考から上官に意見することもあり、「臆病者」と称された。毎晩鍛錬に努め機体整備にも気を遣い、恐ろしく慎重な操縦で、実戦において無謀に撃墜することより撃墜されないことを説いた。下の者へも丁寧に話す様は馬鹿にされるほどであったが、教官としては非常に厳しく、暴力に訴えることは一切なかったが学生の反感を買った。しかしこれは学生がいずれ特攻隊に編入されることを知っての親心であった。優れた操縦による戦法は撃墜王と言われる岩本徹三の実話にも共通している。
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