宝蓮寺_(秦野市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 宝蓮寺_(秦野市)の意味・解説 

宝蓮寺 (秦野市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 03:32 UTC 版)

宝蓮寺 ほうれんじ
本堂
所在地 神奈川県秦野市蓑毛674
位置 北緯35度24分57.0秒 東経139度13分36.7秒 / 北緯35.415833度 東経139.226861度 / 35.415833; 139.226861座標: 北緯35度24分57.0秒 東経139度13分36.7秒 / 北緯35.415833度 東経139.226861度 / 35.415833; 139.226861
山号 蓑毛山
宗派 臨済宗建長寺派
創建年 不詳
中興年 寛文9年(1669年
中興 揖斐氏
文化財 蓑毛地蔵堂、蓑毛大日堂、蓑毛大日堂仁王門、蓑毛不動堂(以上、登録有形文化財)、木造大日如来坐像(神奈川県指定重要文化財)、木造聖観音菩薩立像、木造五智如来坐像、木造十王像他、木造二王立像(以上、秦野市指定文化財)
宝蓮寺
宝蓮寺 (神奈川県)
テンプレートを表示
参道

宝蓮寺(ほうれんじ)は、神奈川県秦野市にある臨済宗建長寺派寺院

歴史

創建年代は不明である。ただ当寺に伝わる記録によれば、742年天平14年)に聖武天皇の命によって「大日堂」が創建されたのが当寺の起源としている。承平天慶の乱の際、新皇となった平将門は、弟の平将文を「相模守」に任じた。その関係もあり、将門討死後も将文や如蔵尼(将門の娘)が一時期潜伏していたと伝えられている[1][2]

1289年正応2年)、臨済宗禅僧である高峰顕日は周辺の寺を統合して「薬音寺」を創建した。南北朝時代抜隊得勝は当寺に道場を開設し、多くの修行僧が集まった[2][3]

1669年寛文9年)、当地を所領としていた揖斐氏により再興された。その際に一族の「迎接院宝蓮信女」の名を採り「宝蓮寺」に改称した[2][3]

文化財

  • 蓑毛地蔵堂(登録有形文化財 平成29年10月27日指定)[4]
  • 蓑毛大日堂(登録有形文化財 平成29年10月27日指定)[5]
  • 蓑毛大日堂仁王門(登録有形文化財 平成29年10月27日指定)[6]
  • 蓑毛不動堂(登録有形文化財 平成29年10月27日指定)[7]
  • 木造大日如来坐像(神奈川県指定重要文化財 昭和49年4月19日指定)[8]
  • 木造聖観音菩薩立像(秦野市指定文化財 昭和46年7月26日指定)[9]
  • 木造五智如来坐像(秦野市指定文化財 平成2年4月23日指定)[9]
  • 木造十王像他(秦野市指定文化財 平成15年2月12日指定)[9]
  • 木造二王立像(秦野市指定文化財 平成20年4月18日指定)[9]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 稲葉博 著『かながわの寺と社 その成立と縁起(かもめ文庫‐かながわ・ふるさとシリーズ18)』神奈川合同出版、1984年、158-160p
  2. ^ a b c 大日堂のご紹介はだの大日堂保存会
  3. ^ a b 宝蓮寺秦野市観光協会「はだの旬だより」
  4. ^ 蓑毛地蔵堂文化庁「国指定文化財等データベース」
  5. ^ 蓑毛大日堂文化庁「国指定文化財等データベース」
  6. ^ 蓑毛大日堂仁王門文化庁「国指定文化財等データベース」
  7. ^ 蓑毛不動堂文化庁「国指定文化財等データベース」
  8. ^ 神奈川県文化財目録 市町村別神奈川県、77p
  9. ^ a b c d 宝蓮寺の指定重要文化財秦野市

参考文献

  • 稲葉博 著『かながわの寺と社 その成立と縁起(かもめ文庫‐かながわ・ふるさとシリーズ18)』神奈川合同出版、1984年



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  宝蓮寺_(秦野市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宝蓮寺_(秦野市)」の関連用語

宝蓮寺_(秦野市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宝蓮寺_(秦野市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宝蓮寺 (秦野市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS