宇井十間とは? わかりやすく解説

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宇井十間

宇井十間の俳句

Idee そこに/私が泳ぎはじめる/私の不在
お花畑やがて奈落へつづきけり
しんかんとしてプールには影ひとつ
そらのはて遠くしずかに瀑布ある
ひぐらしや遠い世界に泉湧く
りんどうの露のひとつぶ水の星
ガラパゴス諸島しずかに水ぬるむ
ヨットの帆原色ばかりみえる海
世界の謎みえず 落葉する正午
冬の星神々の棲む峰白く
千年後の廃墟にしばし鳥の恋
南欧の水の駅にも風ひかる
啄木鳥や月皎々と青き森
地図になき村しんかんと穀雨かな
夏の星岩はだ荒きゴビ砂漠
夏邸高原の花とりどりに
大地に歴史なく記憶なく虹懸かる
天気雨いつか世界の終わりある
寒星ひそかかの預言者の書をひらく
封じこめし種子ら 箱船の生命論
小鳥くる秋耕のわが休むたび
山脈をやがて大海を彫る曙光
巨きな手が世界を記述する ゴドーの黙示
意志ひさしツァラトゥストラと冬木立
春潮やいまきえていく種もある
朝顔の白あざやかに島の恋
水澄むや秋の使いの跡きゆる
泉へと若者歩みつつ脱衣
泉へのあゆみみえざるものの脱衣
泳ぎおえ遥か異国の神話かな
火のいろのたてがみ銀の馬ねむる
白き馬地に在るときは翼なく
砂の上に足跡とだえ夏の雲
神の恋のごとき夏雲雷雨くる
穫り入れが終わり 世界は影にすぎぬ
耕すや虚無を育てているごとく
草いきれ少年の日の入日かな
落葉やみしばらくそらにさざなみある
蜥蜴のみみえ沈黙の地球かな
野火やがて身のうちにある暗さかな
青やんま水の国には水の精
革命とおく去り父祖らの踏む葡萄
風船いくつ地には不在のもの多し
鷹自在大なる影にあらがうや
黄落のなか中世の塔の街
 




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