奥沢検車区とは? わかりやすく解説

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奥沢検車区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 06:56 UTC 版)

奥沢検車区
(現・元住吉検車区奥沢車庫)
元住吉検車区奥沢車庫(2008年5月撮影)。みなとみらい号用車両も留置している。
基本情報
所在地 東京都世田谷区奥沢2-9
座標 北緯35度36分15.2秒 東経139度40分19.1秒 / 北緯35.604222度 東経139.671972度 / 35.604222; 139.671972
鉄道事業者 東急電鉄
最寄駅 奥沢駅
管轄路線 目黒線(車両留置のみ)
旧称 奥沢電車庫→奥沢工場
目黒検車区→奥沢検車区→雪が谷検車区奥沢班→廃止(目黒線車両の管理は元住吉検車区に移管)
開設 1923年 (大正12年) 3月11日(奥沢電車庫)
1948年 (昭和23年) 6月(目黒検車区)
廃止 1952年 (昭和25年) 9月(奥沢工場)
2000年(平成12年)8月6日(雪が谷検車区奥沢班)
車両基地概要
敷地面積 6,739 m2 [1]
留置線本数 5本
最大収容両数 40両(8両×5本)
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奥沢検車区(おくさわけんしゃく)は、東京都世田谷区に存在した東京急行電鉄(現:東急電鉄)の車両基地1988年雪が谷検車区に統合され廃止された。現在は東急電鉄の元住吉検車区奥沢車庫[2]となり、目黒線用車両が留置されている。

沿革

  • 1923年 (大正12年) 3月11日 - 目黒蒲田電鉄目蒲線開業に伴い、奥沢駅北側に奥沢電車庫を設置[3][4]
  • 1928年 (昭和3年) 1月21日 - 電車修繕業務を東横線元住吉工場に移管[3][4]
    • ただし、太平洋戦争中は本土空襲により、目蒲線・大井町線車両の元住吉工場への回送が難しくなり、やむを得ず奥沢工場を復活させて定期検査・修繕を実施した[4]
  • 1946年 (昭和21年) 8月1日 - 東京急行電鉄に支社制が敷かれ、目蒲線・大井町線の定期検査・修繕は新設した奥沢工場に移管される[3][4]
  • 1948年 (昭和23年) 6月 - 目黒検車区を新設(目黒検車区と奥沢工場の2体制)[3][4]
  • 1952年 (昭和25年) 9月 - 奥沢工場を元住吉工場に移管[3][4]
  • 1951年(昭和26年)10月16日[5] - 目黒検車区から池上線を管轄する雪が谷検車区に分離[5]
  • 1958年 (昭和33年) 10月 - 目黒検車区を奥沢検車区に改称[3][4]。大井町線の管轄を自由が丘検車区に分離。
  • 1988年(昭和63年) 9月16日[5] - 目蒲線を管轄していた奥沢検車区を雪が谷検車区に統合し、奥沢検車区は雪が谷検車区奥沢班(奥沢列車検査班)となる[5]
  • 2000年(平成12年) 8月6日[5] - 目蒲線の系統分離に伴い、雪が谷検車区奥沢班が廃止される[5]。なお、目黒線車両の管轄は元住吉検車区が行っている。

所属車両

過去

脚注

  1. ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2015年12月臨時増刊号特集「東京急行電鉄」pp.62 - 67。
  2. ^ PHP研究所「東急電鉄のひみつ」42・43頁記事。
  3. ^ a b c d e f 5)検修設備の改良」『東京急行電鉄50年史』、1012-1017頁。doi:10.11501/11954660https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11954660/558 
  4. ^ a b c d e f g 東京急行電鉄『東京急行電鉄50年史』「12.技術(建設・改良・保守・車両) (PDF) 」pp.1012 - 1017。
  5. ^ a b c d e f 日本鉄道車両機械技術協会「R&M」2001年6月号「東急雪が谷検車区」記事。

関連項目




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