天然はちみつ寮。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/17 15:34 UTC 版)
| 天然はちみつ寮。 | |
|---|---|
| 漫画 | |
| 作者 | 織田綺 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 少女コミック |
| レーベル | フラワーコミックス |
| 発表号 | 2002年3・4合併号 - 2003年15号 |
| 発表期間 | 2002年 - 2003年 |
| 巻数 | 全7巻 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『天然はちみつ寮。』(てんねんはちみつりょう。)は、織田綺による日本の漫画作品。『少女コミック』(小学館)にて、2002年3・4合併号から2003年15号まで連載された[1][2]。『プチコミック増刊』(同社)2025年秋号は織田の画業30周年による特別号となっており、それにより22年ぶりに本作の読み切り「天然はちみつ寮。 Special」が掲載された[3]。
あらすじ
天然パーマの髪の毛がコンプレックスな二階堂寧々は、ひょんなことから同い年の男の子桜坂光と知り合う。2人は甘蜜学園高校のはちみつ寮に入ることになるのだが、寮生は変人だらけで、さらに、清水森希との誤解だらけの三角関係も始まった。
登場人物
はちみつ寮
- 二階堂寧々(にかいどう ねね)
- 本作の主人公。[要出典]極度の負けず嫌い。天然パーマのせいで男にフラレた過去があり、コンプレックスとなっていたが、光のおかげで改善された模様。光に恋心を抱く。
- 桜坂光(さくらざか ひかる)
- コスプレ(女装)が趣味の変わった男子生徒。整った顔立ちで澄んだ声をしており、女の子と間違うほど。細い体と非力であることがコンプレックス。色素の薄い髪と瞳をもち、自らその髪を「はちみつ色」と呼ぶ。過去のトラウマから変わっていく気持ちを恐れている。寧々に恋心を抱く。
- 清水森希(しみずもり のぞみ)
- はちみつ寮生の中では珍しく普通で真面目な男子生徒。愛称は「のんちゃん」。優しい心をもつが、不器用なので伝わらないことも多い。くすぐり(特にわき腹)に弱い。寧々に恋心を抱く。
- 的場蘭丸(まとば らんまる)
- はちみつ寮の寮長。愛称は「らんらん」。元くろみつ寮生。普段は丸眼鏡をしているがそれは伊達眼鏡であり、外すと男でさえ理性がとぶほどの可愛さ。万葉と「好き」の意味が違うことを気にしていた。
- 秋葉万葉(あきば まんよう)
- ゲイであることをカミングアウトしている男子生徒。蘭丸に恋心を抱く。
- 塚原アカネ(つかはら アカネ)
- 姉御肌の女子生徒。元しろみつ寮生。バイであることをカミングアウトしているが、実は未月に恋心を抱いている。ロイドと行動を共にすることが多いが、恋愛感情はなく、体の相性も悪いらしい。ミスコン女王で、時々雑誌にも載る美人。
- ロイド・カロッツィオ
- カロッツィオ王国の王子。金髪碧眼の美貌を持つが、極度のナルシストで変人、変態。しかし、優しい心をしており、優れた観察力を持つ。声真似が得意。
- 高倉未月(たかくら みづき)
- はちみつ寮の管理人。常に笑顔を絶やさない優しい男性だが、それは管理人としての顔であり、本来は「優しくもないし、思いやりもない」らしい。
制作背景
2025年時点で作者の織田が「これまでに描いたキャラで一番印象に残っている」男子キャラクターとして、本作の光を挙げている[4]。理由は「少女まんがのヒーローとして大丈夫かと心配しながら描いていた」ためである[4]。
書誌情報
- 織田綺『天然はちみつ寮。』小学館〈フラワーコミックス〉、全7巻
- 2002年5月25日発売[5]、ISBN 4-09-135581-1
- 2002年8月23日発売[5]、 ISBN 4-09-135582-X
- 2002年11月26日発売[5]、 ISBN 4-09-135583-8
- 2003年2月26日発売[5]、 ISBN 4-09-135584-6
- 2003年5月26日発売[5]、 ISBN 4-09-135585-4
- 2003年7月26日発売[5]、 ISBN 4-09-135586-2
- 2003年9月26日発売[5]、 ISBN 4-09-135587-0
出典
- 天然はちみつ寮。のページへのリンク