天安シティFC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 06:28 UTC 版)
天安シティFC | |||
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原語表記 | Cheonan City Football Club) 천안 시티 FC |
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創設年 | 2008年 | ||
所属リーグ | Kリーグ2 | ||
ホームタウン | 忠清南道天安市 | ||
ホームスタジアム | 天安総合運動場 | ||
収容人数 | 26,000 | ||
代表者 | ![]() |
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監督 | ![]() |
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公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
天安シティFC(チョナンシティFC、韓国語: 천안 시티 FC、英語: Cheonan City Football Club)は、大韓民国の忠清南道天安市をホームとするサッカークラブである。
概要
2006年3月の天安サッカーセンター起工式にて、将来のKリーグ参入も見据えたサッカークラブ設立構想が発表され、22ヶ月後の2008年1月9日に天安市庁サッカー団(天安市庁FC)として設立[1]。同年から当時3部のナショナルリーグに参戦した。
ホームスタジアムは2010年まで天安総合運動場を使用した後、2011年から2019年まで天安サッカーセンターを使用していたが、2020年から再び天安総合運動場に戻した。
リーグ再編が行われて3部リーグがK3リーグとなった2020年には天安市サッカー団(天安市FC)に改名した。
2022年6月、天安市サッカー団はKリーグ加入申込書を提出。書類審査や競技場の実態調査などを経て、同年8月30日に行われた韓国プロサッカー連盟の理事会にて会員加入が承認された[2]。一方、2022年シーズンのK3リーグでは成績不振に陥って8月4日に金泰映監督の解任に追い込まれており[3]、最終的に10位でシーズンを終えた。ただし、Kリーグ入会要件にK3リーグの成績は含まれておらず、2023年シーズンから天安シティFCとしてKリーグ2への参入が決まった。
2023年は徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山、いわてグルージャ盛岡などでプレーした金宗旻やインテルやレッドスター・ベオグラードに在籍していたアクセル・バカヨコと契約し[4]、ホアンアイン・ザライFCからベトナム人若手選手2名を期限付き移籍で加入させた。さらに37歳となっていたベテランの金昌洙を選手兼コーチとして加入させたほか[5]、金鉉洙をシニアコーチとして招聘した。ところが開幕から未勝利が続き、19節消化時点で勝ち点わずか4を獲得するに留まったことから、半年間無所属であったが浦項スティーラース、全北現代モータース、蔚山現代FCでタイトルを獲得してきた経験を有する37歳のベテラン辛炯珉と契約[6][7]。7月23日にホームの天安総合運動場で行われた第21節城南FC戦でようやくKリーグ2初勝利を収めた[8]。
歴代監督
金泰映 2020-2022
朴南烈 2023-
歴代所属選手
アカデミー
2023年にKリーグに参入した天安シティFCはKリーグクラブの規定に従い、2024年までに年齢別に4つのチーム(U-10、U-12、U-15、U-18)を創設し運営する必要があった[9]。U-18チームについては天安工業高等学校との間で2022年12月7日に協約式が行われて天安シティU-18チームが創設された[10]。なお、U-18チームのGKコーチとして伝説的なGKの申宜孫(ヴァレリー・サリチェフ)が指導にあたっている。
一方、U-15チームについては縁故地域内の中学校を指定してサッカー部の設立を想定していたものの、受け入れる中学校がなかったためにこの構想はご破産になり[11][12]、クラブチームとして創設することになった。2023年12月1日、ソウルイーランドFC U-12監督を務めた金真煥を天安シティU-15チーム監督に迎えることを発表[13]。
脚注
- ^ イ・ジンヨン (2008年1月9日). “천안시축구단 출범, "천안을 축구도시로 만들겠다"” (韓国語). joynews24. 2008年1月9日閲覧。
- ^ “Kリーグ、2023年から2部が全13チーム体制に。K3リーグ所属・天安市サッカー団の会員加入を承認” (Press release). Kリーグ公式 via スポーツナビ. 1 September 2022. 2023年8月6日閲覧.
- ^ “<韓国Kリーグ>K2参加控えた天安、“2002レジェンド”キム・テヨン監督を更迭”. wowKorea (2022年8月4日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “元インテルのバカヨコがKリーグ2部の天安シティに加入、屈強なブラジル人FWとのシナジーに期待”. スポーツソウル日本語版 (2023年3月21日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “元柏レイソルのキム・チャンスは今…37歳で現役続行、選手兼コーチで韓国2部新規参入クラブへ”. スポーツソウル日本語版 (2023年1月6日). 2023年8月6日閲覧。
- ^
“WELCOME 신형민” (Press release) (韓国語). 天安シティFC. 17 July 2023. 2023年7月18日閲覧.
{{cite press release}}
: CS1メンテナンス: 認識できない言語 (カテゴリ) - ^ キム・ガウル (2023年7月18日). “'최하위' 천안시티FC, '베테랑 MF' 신형민 영입 "더 뛰고 싶은 마음 컸다"” (韓国語). 朝鮮日報. 2023年7月18日閲覧。
- ^ キム・ガウル (2023年7月24日). “'개막 21경기 만의 감격의 첫 승' 박남열 천안시티 감독 "간절했던 첫 승, 우리는 이제 시작"” (韓国語). 朝鮮日報. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “[천안 천안시티FC, 당성증 유소년 디렉터 선임으로 성공적인 유소년 시스템 구축에 '한 발짝']” (韓国語). Kリーグ (2023年11月2日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ キム・ギョンドン (2022年12月8日). “천안공고 축구단, 천안시민프로축구단 U-18 유스팀으로 '창단'” (韓国語). THE FACT. 2025年6月22日閲覧。
- ^ イ・ジェボム (2023年10月26日). “천안시티FC 지역 중학교 기반 유스팀 창단 무산” (韓国語). 忠清トゥデイ. 2025年6月22日閲覧。
- ^ キム・イェウン (2023年11月22日). “천안시티FC U15팀 무산? 갈 곳 잃은 ‘꿈나무들’”. KBSニュース. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “천안시티FC, U15 팀 감독으로 김진환 감독 선임” (韓国語). 天安シティFC (2023年12月1日). 2025年6月22日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 天安シティFC (CheonanCityFC) - Facebook
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