天使のはらわた 赤い教室
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天使のはらわた 赤い教室 | |
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監督 | 曽根中生 |
脚本 |
石井隆 曽根中生 |
原作 | 石井隆『天使のはらわた』 |
製作 | 海野義幸 |
出演者 |
水原ゆう紀 蟹江敬三 あきじゅん 水島美奈子 |
音楽 | 泉つとむ |
撮影 | 水野尾信正 |
編集 | 鍋島惇 |
製作会社 | にっかつ |
配給 | にっかつ |
公開 | 1979年1月16日 |
上映時間 | 79分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
前作 | 女高生 天使のはらわた |
次作 | 天使のはらわた 名美 |
『天使のはらわた 赤い教室』(てんしのはらわた あかいきょうしつ)は、1979年公開の日本映画。日活ロマンポルノの一作である。カラー / ワイド / 79分。
曽根中生監督、水原ゆう紀主演。石井隆の連作劇画『天使のはらわた』からの映画化2作目で、脚本は石井隆のオリジナルである。封切時の併映は、『宇能鴻一郎の濡れて開く』(西村昭五郎監督、八城夏子主演)。
主演の水原ゆう紀は本作の大胆演技で第1回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞[1][2]。また「スカイブルーリボン賞」[注 1]の作品大賞と最優秀女優賞を受賞した[3]。『週刊現代』は「水原ゆう紀はおかされ方がうまい」と評した[3]。
スタッフ
- 監督 - 曾根中生
- 製作 - 海野義幸
- 企画 - 成田尚哉
- 原作 - 石井隆
- 脚本 - 石井隆、曾根中生
- 撮影 - 水野尾信正
- 美術 - 柳生一夫
- 編集 - 鍋島惇
- 音楽 - 泉つとむ
- 照明 - 熊谷秀夫
- 録音 - 橋本文雄
- 助監督 - 浅田真男
キャスト
- 土屋名美 - 水原ゆう紀
- 村木哲郎 - 蟹江敬三
- 川名裕子 - 水島美奈子
- 杉山 - 堀礼文
- 岡 - 河西健司
- 中年男 - 大矢甫
- マー坊 - 草薙良一
- 川島恵子 - あきじゅん
- 腰巻の女 - 藤波怜子
- サングラスの女 - 佐藤恵子
- 岡麻美
- 刑事 - 織田俊彦
- ヤクザ - 溝口拳
- 技師 - 佐藤了一
- モデルの男 - 影山英俊
- セーラー服の少女 - 小島洋子
- 浜崎麻耶、目黒智美、尾崎ひろを、黒田健、小見山玉樹、東ももえ
製作
水原ゆう紀は知人でもある曽根中生監督から「主役で脱ぐけど、やるか?」と聞かれ、曽根監督なら所謂、ロマンポルノみたいなものは撮らないと思い、「ハイやります」と返事した[4]。次の日に台本を見せてもらってビックリしたが、結局1日考え正式に出演を承諾した[4]。
興行成績
原作の石井隆人気に加え、元清純歌手が初めて脱いだと話題を呼び[4]、ロマンポルノ史上最高の動員を記録した[4]。
脚注
注釈
出典
- ^ “日活ロマンポルノ傑作選 行定勲、宇多丸、城定秀夫、瀬々敬久の「この1作」”. NEWSポストセブン (2021年11月25日). 2021年11月30日閲覧。
- ^ “第1回ヨコハマ映画祭 1979年日本映画個人賞”. ヨコハマ映画祭公式サイト. ヨコハマ映画祭実行委員会. 2025年5月13日閲覧。
- ^ a b c 「〈ワイドコラム・ルック・るっく 人と事件 映画〉 初出演ポルノで女優賞の水原ゆう紀 『のめり込んだ役だからうれしいと…』」『週刊現代』1980年1月24日号、講談社、49頁。
- ^ a b c d 梅林敏彦、藤田春央「したたかに、しなやかに 若手ポルノ女優たちが脱ぐ時…」『噂の眞相』1979年7月号、噂の眞相、57–58頁。
外部リンク
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