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大野盛雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 07:59 UTC 版)

大野 盛雄
人物情報
生誕 (1925-01-22) 1925年1月22日
日本山口県[要出典]
死没 2001年4月4日(2001-04-04)(76歳)
出身校 東京大学
学問
研究分野 人文地理学
研究機関 明治大学東京大学東洋文化研究所大東文化大学
学位 理学博士
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大野 盛雄(おおの もりお、1925年1月22日-2001年4月4日)は、日本の人文地理学者。東京大学東洋文化研究所名誉教授。

来歴

1925年、山口県生まれ[要出典][1]。1950年、東京大学理学部地理学科を卒業。1953年、同大学経済学部を卒業。

卒業後は東京大学東洋文化研究所助手に採用された。1960年に退任し、1961年より明治大学専任講師。196から1964年にかけてイランへ出張。1964年、東京大学東洋文化研究所専任講師に就いた。1965年に助教授、1968年に教授昇進。1972年に学位論文「ペルシア農村に関する地理学的研究」を東京大学に提出して理学博士号を取得[2]。1976~78年、1982~84年の二度、東京大学東洋文化研究所所長をつとめた[3]。1985年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は大東文化大学教授として教鞭をとり、1986年には同大学国際学部長もつとめた。1993年、財団法人中近東文化センター理事[4]

研究内容・業績

  • 日本の戦後以降の地理学を担った研究者の一人である[5]。大野盛雄の収集した資料一式は、2003年、遺族によって東京大学総合研究博物館に寄贈された[6][7]

家族・親族

著書

  • アフガニスタンの農村から 比較文化の視点と方法』岩波新書 1971
  • イスラムの世界 風土・宗教・文化』講談社現代新書 1971
  • ペルシアの農村 むらの実態調査』東京大学出版会 1971
  • 『フィールドワークの思想 砂漠の農民像を求めて』東京大学出版会 UP選書 1974
  • 『イラン日記 疎外と孤独の民衆』日本放送出版協会 NHKブックス 1985
  • 『イラン農民25年のドラマ』日本放送出版協会 NHKブックス 1990 [8]

共著編著

  • 『国土と開発』山名伸作共著 日本放送出版協会 NHK現代科学講座 1966
  • 『アジアの農村』編著 東京大学出版会 1969
  • 『ラテン的日本人 ブラジル二世の発言』編著 日本放送出版協会 NHKブックス 1969
  • イラン革命考察のために』編 アジア経済研究所 1982
  • 『アジア厠考』小島麗逸共編著 勁草書房 1994

翻訳

  • イラン教育省『イラン その国土と人々 全訳世界の地理教科書シリーズ』帝国書院 1979

脚注

参考

外部リンク




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