大日塚古墳とは? わかりやすく解説

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大日塚古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/25 14:40 UTC 版)

大日塚古墳
大日塚古墳(2013年8月)
所属 佐間古墳群
所在地 埼玉県行田市佐間3丁目8-9
位置 北緯36度7分39.7秒
東経139度28分5.9秒
座標: 北緯36度7分39.7秒 東経139度28分5.9秒
形状 円墳
規模 直径22m、高さ2.5m
築造年代 5世紀末
埋葬施設 粘土槨、箱式石棺
出土品 武器
史跡指定 平成11年(1999年)市指定
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大日塚古墳(だいにちづかこふん)は、埼玉県行田市佐間に所在する円墳である。佐間古墳群を構成する1基。

概要

行田市埋蔵文化財センターの敷地内にある。墳頂に嘉禎2年(1236)銘のある大日種子板碑があったので「大日塚」と称されるが、「うるし塚」、「山伏塚」とも呼ばれている。この板碑は日本で5番目に古い板碑で、昭和36年に県指定文化財に指定された。現在は保護のためセンター内に展示されているが、古墳の脇にその複製が展示されている。 墳丘は複数の主体部構築のため2回の改変が行われている。墳丘と周溝から埴輪が発見されたが、第1次墳丘に伴うものとみられる。

埋葬施設

墳頂下0.7メートルに2基の粘土槨、さらにその下0.3メートルに緑泥片岩製の箱式石棺1基が造られていた。第1次埋葬は箱式石棺とみられる。粘土槨は箱式石棺の直上に2基並列して造られていた。南側を第1粘土槨、北側を第2粘土槨と称している。

  • 箱式石棺: 長さ1.8m、幅0.38~0.55m。主軸を東西に向ける。副葬品なし。
  • 第1粘土槨:長さ2.8m、幅0.53m。大刀1、鉄鏃6、鹿角装刀子2。歯および粉末状の人骨が発見された。
  • 第2粘土槨:長さ3.53m、幅0.58。刀子2、鉄製弓金具2、鉄鏃10。

第1次埋葬は5世紀末、第2次埋葬は6世紀前半と考えられる。

参考文献

  • 塩野博 『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』 さきたま出版会 2004年

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