土田荘とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 土田荘の意味・解説 

土田荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 08:40 UTC 版)

土田荘(つちだのしょう)は、大和国平群郡(現在の奈良県平群町)にあった荘園

概要

元は東大寺領の荘園で、嘉祥2年(1107年)の同寺三綱らが出したによれば、元は同寺上座威儀師慶寿が自己の私領田を寺に寄進し、そこからの加地子を花厳会(法華経を読誦する法会)に充てたことに由来する。だが、興福寺領の吐田荘など近隣の荘園との境界線が複雑で東大寺・興福寺との相論の対象となった。寿永2年(1183年)に作成された興福寺政所下文には「興福寺領上土田荘」が記載され、一方同時期以後の東大寺文書からは土田荘の記述が消えることから、興福寺領に移ったものと推定されている。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「土田荘」の関連用語

土田荘のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



土田荘のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの土田荘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS