土屋 淳とは? わかりやすく解説

土屋淳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 15:02 UTC 版)

土屋 淳(つちや あつし、 1930年2011年)は、日本の天文学者。

経歴

神奈川県出身、1930年生まれ。1945年旧制鎌倉中学校(現鎌倉学園)卒業。1953年東京大学理学部天文学科卒業。 専門は電波天文学と測地学。学生時代から東京天文台(現在の国立天文台)の10m太陽電波望遠鏡の建設などにかかわり、その後東京天文台に就職、電波天文学の研究でオハイオ州立大学に留学した。学位論文は1977年「位置天文学の新技術の測地的利用の可能性」、東京大学理学博士[1][2]。 電波を利用する測地学の研究に初期の時代から携わり、GPS(全地球測位システム)に関する著書・論文も多い[3]。また、人工衛星・月のレーザー測距や光干渉計の実験にも従事した。国立天文台発足後に教授として定年退官、退官後は測量協会に長く関係した。2011年8月逝去。

著書・編纂書

  • 友田好文・鈴木弘道・土屋淳編著、『地球観測ハンドブック』、東京大学出版会、1985年。
  • 土屋淳・辻宏道著:『やさしいGPS測量』、日本測量協会, 1991年。
  • 土屋淳・今給黎哲郎著:『GPS測量と基線解析の手引』(改訂版)、日本測量協会、1994年。
  • 土屋淳・辻宏道著:『GNSS測量の基礎』、日本測量協会、2008年。

論文・解説記事の一部

  • 土屋 淳:300Mc/s偏波観測装置、『東京天文台報』第13巻(2)、 1963年3月。
  • 土屋 淳:太陽電波観測用複合干渉計、『電子通信学会誌』第54巻(3) 349~358、1971年3月。
  • 土屋 淳・松波 直幸・中嶋 浩一:長基線電波干渉計の測地・位置天文学的利用(1)、『天文月報』第68巻(3) 79~84、 1975年2月。
  • 土屋 淳:位置天文学における新技術の実用的な精度〔英文〕(最近の地殻変動に関するシンポジゥム特集)、『測地学会誌』第22巻(4)、264~274、1977年3月。
  • 土屋 淳:レーザ測距装置の光電信号系統、『東京天文台報』第18巻(2)、284~293、1978年3月。
  • 中村 士・土屋 淳: 計測への応用――レーザー測距技術の天文学および地球科学への応用 (〔応用物理〕創刊50周年記念特集、量子エレクトロニクスの応用)、『応用物理』第51巻(4)、468~470、 1982年4月。
  • 土屋 淳:人工衛星による新しい測位システムGPSとは (GPSと測量--精密測位システムがひらく測量・新時代の特集)、『測量』(日本測量協会)第37巻(2)、13~20、1987年2月。
  • 土屋 淳:人工衛星によるカーナビゲーションと精密測量 (新技術・新素材の特集) 、『道路』通号 615号、42~45、1992年5月。
  • 平 勁松・河野 裕介・土屋 淳ほか:衛星のスピン及びアンテナの位相特性によるドップラー計測への影響 、『測地学会誌』第46巻(3)、187~202、2000年。

出典

  1. ^ 土屋淳 学位論文”. 国会図書館. 2020年9月30日閲覧。
  2. ^ 東京大学理学部『廣報』、第10巻1号14頁(1978年5月)
  3. ^ 国会図書館データベースによる

参考文献

  • 友田好文・鈴木弘道・土屋淳編著、『地球観測ハンドブック』、東京大学出版会、1985年。

土屋 淳(つちや あつし)

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