君子危きに近寄らず
君子危うきに近寄らず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 14:52 UTC 版)
君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)は、古代中国からのことわざ。
概要
君子というのはいつも身を慎んでいるため、危険なことはしないということを意味する[1]。慎重に行動するべきであるという教訓として用いられ、危険な場所には近付いてはいけないという注意喚起としても用いられる。自らが苦手なことを避けるために用いられていることもある[2]。
君子というのは古代中国において、学識、人格ともに優れた人物のことである。このような徳のある人物は、危険な場所に近付いたり、自らの身が危険になるような行動はしないということを意味している。君子という存在が持つべき態度や行動とはどのようなものであるかを表している言葉でもある[2]。
歴史
『春秋公羊伝』の襄公二十九年に、君子不近刑人という君子は刑罰を受けるような人には近付かないということを意味する言葉があり、ここから君子危うきに近寄らずという警句が生まれた[3]。
脚注
- ^ “君子は危うきに近寄らず(くんしはあやうきにちかよらず)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書”. goo辞書. 2023年11月16日閲覧。
- ^ a b “使いこなせたらすごい!【君子、危うきに近寄らず】の意味とは? | Domani 「君子、危うきに近寄らず」とは身を慎むという意味。例文や類語、対義語を解説”. Domani (2023年9月13日). 2023年11月16日閲覧。
- ^ “習近平の原点と「紅色基因」”. 立命館大学. 2023年11月16日閲覧。
「君子危うきに近寄らず」の例文・使い方・用例・文例
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