名越 無縁寺の場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 13:38 UTC 版)
清吉とおさよは幼いわが子とともに、おさよの父西心の庵室に潜伏している。清吉は知らぬこととはいえ自分がおさよの弟を殺した事実を知り、涙ながらにおさよに告白する。狂ったように泣くおさよ。二人は自殺しよう争うはずみに、あやまって清吉はおさよを殺してしまう。清吉もかけつけた西心と正兵衛にわが子の将来を托し自害する。正兵衛は棺桶に隠れて脱走しようとするが捕らえられる(この場では他所事浄瑠璃『恋娘昔八丈』(お駒才三)「鈴が森引き回しの段」が使われ、清吉の心情を上手く表している)。
※この「名越 無縁寺の場」の解説は、「小袖曾我薊色縫」の解説の一部です。
「名越 無縁寺の場」を含む「小袖曾我薊色縫」の記事については、「小袖曾我薊色縫」の概要を参照ください。
- 名越 無縁寺の場のページへのリンク