NATTS鉄道倶楽部とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > NATTS鉄道倶楽部の意味・解説 

NATTS鉄道倶楽部

(南海鉄道倶楽部 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/26 05:10 UTC 版)

NATTS鉄道倶楽部(ナッツてつどうくらぶ)は、2010年3月21日まで南海電気鉄道(南海)が行っていた、会員制のチケットレスサービス(インターネットでの特別急行券の購入)と定期乗車券予約サービスの総称である。文字通り同社が発行しているフリーペーパーNATTSの延長線上とされたため、このサービスを受けるには先に「NATTS NET」の会員登録が必要であった(そこでのユーザIDとパスワードが、そのままこのサービスのユーザID・パスワードになる)。会員資格は中学生以上。

2010年3月22日より、同サービスは「南海鉄道倶楽部」に変更され、これまでの「NATTS NET」とは分離された。同時に、特急チケットレスサービス「ケータイ特急券」のみとなり、定期券の予約サービスは終了した。また同倶楽部の会員情報は、新しい「NATTS NET」には引き継がれないことになった(同倶楽部を利用する際の、ユーザID・パスワードはそのまま継続して利用可能)。

内容

チケットレスサービス

パソコンや各携帯電話のWebを経由して、特急積立金やクレジット決済で購入した特急券の情報をそのまま携帯電話のディスプレイに表示させることにより、特急券の窓口での購入を省略することができる。同様のサービスは近畿日本鉄道などでも行っているが、南海のこのサービスは、現金による積立金を利用することもできる(2006年12月11日から、近鉄も積立金システムを導入した)。パソコン、携帯電話共に細かい座席の指定を行うことも可能。また、このサービスを利用するとポイントがたまり、たまったポイントを特急券に引き換えることもできる(詳細は後述)。購入可能時間は5:30~24:50までである。

対象となるのは「ラピート」・「サザン」・「こうや」・「りんかん」各列車で、高野線の観光列車「天空」では利用できない。

定期券予約サービス

こちらはパソコンからの利用が可能であった。通勤定期券の新規発行の予約が可能であった(小児用は発行可能駅で確認される。また、通学など特殊な割引を使っている定期券の予約はできない)。PiTaPa定期券の発行予約はできず、クレジット決済の場合その定期券をPiTaPaに差し替えることもできなかった。

2010年3月22日の「南海鉄道倶楽部」への移行により、同サービスは終了した。

料金システム

チケットレスサービスでは、クレジット決済以外にも特急積立金を用意している。特急積立金は最高20,000円まで積み立てることができ、クレジットカードを所有していなくても利用することができる。

なお、定期券はクレジット決済か現金で支払うことが可能であった。

NATTS特急ポイント

このポイントは、積立・クレジット決済に関係なくたまる。南海の特急料金は500円(「サザン」の場合は座席指定料金。なお「ラピート」のレギュラーシートで泉佐野駅関西空港駅間のみを利用する場合は100円となる。)・700円(特急料金+「ラピート」のスーパーシート料金)・760円(「こうや」の難波駅新今宮駅天下茶屋駅堺東駅極楽橋駅の料金)が設定されているが(子供料金はいずれも半額)、このポイントはその料金の10%をNATTS特急ポイントとして蓄積される。1ポイント=1円で計算され、500ポイント以上になれば特急券に引き換えることができる。ためたポイントは毎月2日に加算される。なお、定期的に行われるポイントアップキャンペーンでは、蓄積率が20%になる(2006年10月1日12月31日のキャンペーン期間では、ラピートのスーパーシートを利用すると、蓄積率が40%になっていた)。

2010年3月22日より、名称が「南海特急ポイント」に変更された。

外部リンク

南海鉄道倶楽部




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「NATTS鉄道倶楽部」の関連用語

NATTS鉄道倶楽部のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



NATTS鉄道倶楽部のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのNATTS鉄道倶楽部 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS