六フッ化ネプツニウムとは? わかりやすく解説

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六フッ化ネプツニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 09:12 UTC 版)

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六フッ化ネプツニウム[1]
識別情報
CAS登録番号 14521-05-2 
PubChem 19695135
特性
化学式 F6Np
モル質量 351.04 g mol−1
外観 橙色結晶
融点

54.4 °C, 328 K, 130 °F

沸点

55.18 °C, 328 K, 131 °F

構造
結晶構造 斜方晶, oP28
空間群 Pnma, No. 62
配位構造 八面体 (Oh)
双極子モーメント 0 D
関連する物質
関連するfluoroNeptuniums 三フッ化ネプツニウム

四フッ化ネプツニウム

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

六フッ化ネプツニウムまたはフッ化ネプツニウム(VI)は化学式NpF6で表されるネプツニウムのフッ化物で、最大の酸化数のものである。橙色の揮発性結晶[1]で、強い腐食性と放射能のため取り扱いは困難を極める。四フッ化ネプツニウム(NpF4) を単体フッ素などの強力なフッ化剤を用いてフッ化することによって得られる[2]

また、三フッ化ネプツニウムのフッ化によっても得られる[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b Gmelins Handbuch der anorganischen Chemie, System Nr. 71, Transurane, Teil C, p. 108–114.
  2. ^ John G. Malm, Bernard Weinstock, E. Eugene Weaver: „The Preparation and Properties of NpF6; a Comparison with PuF6“, J. Phys.
  3. ^ Sherman Fried, Norman Davidson: „The Preparation of Solid Neptunium Compounds“, J. Am. Chem.



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