八重洲ダイビルとは? わかりやすく解説

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八重洲ダイビル

(八重洲大阪ビルヂング から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 02:26 UTC 版)

八重洲ダイビル(初代)
情報
旧名称 八重洲大阪ビルヂング、大阪ビルヂング(八重洲口)
用途 事務所
設計者 村野・森建築事務所
施工 鹿島建設
建築主 大阪建物
事業主体 ダイビル
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート構造
敷地面積 1,949 m²
※590坪
建築面積 1,836 m²
※555坪
延床面積 26,723 m²
※8,084坪
階数 地下5階、地上9階、塔屋付
高さ 軒高31メートル、塔屋高43メートル
着工 1964年(昭和39年)12月28日
竣工 1967年(昭和42年)8月25日
改築 2025年(令和7年)6月30日
所在地 東京都中央区京橋一丁目1番1号
座標 北緯35度40分45.71秒 東経139度46分14.03秒 / 北緯35.6793639度 東経139.7705639度 / 35.6793639; 139.7705639
備考 既に解体済み。
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八重洲ダイビルやえすダイビル)とは、日本の東京都中央区京橋一丁目にある建築物である。

当記事では2021年(令和3年)末まで存在していた初代ビルについて解説する。旧称は八重洲大阪ビルヂング大阪ビルヂング(八重洲口)

沿革

大阪・中之島の大阪ビルディング、東京・内幸町の大阪ビルディング東京分館ならびに大阪・堂島浜の新大阪ビルディングなどを建築・保有し営業活動を行っていたかつての大阪建物(現・ダイビル)会社が大阪商船会社より取得した地所において建設を企て、1964年(昭和39年)12月28日より建設に着手され、1967年(昭和42年)8月25日竣工となった[1]

当初名称は「大阪ビルヂング(八重洲口)」とされたが、1984年(昭和59年)1月1日「八重洲大阪ビルヂング」と改称されたことを経て、1989年(昭和64年)1月1日をもって現名称に改められた[2]

2021年末に建て替えのため初代ビルは閉鎖[3]。解体ののち2025年(令和7年)6月30日に建て替え完了[3]。初代ビルに寄せられた愛着を継承したいとの思いから、同じ名称で2代目となる「八重洲ダイビル」と名付けられた[3]

建築概要

初代ビルの設計は村野・森建築事務所の村野藤吾がこれにあたった。屋上緑化がなされていた。1969年(昭和44年)10月第10回建築業協会賞受賞。2019年にDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されていた[4]

関連項目

  • ザ・ガードマンTBS) - 第218話「サラリーマンは夜に勝負する」(1969年(昭和44年)6月放送)の一部収録がこの初代ビルで行われた。

脚注

  1. ^ 『ダイビル七十五年史』135-144頁
  2. ^ 『ダイビル七十五年史』276頁
  3. ^ a b c ダイビル株式会社 (2025年6月30日). “「八重洲ダイビル」竣工のお知らせ”. PR TIMES. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000105720.html 2025年8月23日閲覧。 
  4. ^ DOCOMOMO. “大阪ビルヂング八重洲(現・八重洲ダイビル)”. docomomo. 2022年6月8日閲覧。

参考文献

  • ダイビル株式会社 『ダイビル七十五年史』 ダイビル株式会社、平成11年(1999年)。



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