光電子増倍素子とは? わかりやすく解説

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光電子増倍素子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 06:01 UTC 版)

光電子増倍素子(こうでんしぞうばいそし、: photomultiplier、PM)とは、入射光子電気信号に変換する素子のことである。

解説

次のような光電子増倍素子がある。

  • 光電子増倍管は入射光子を電気信号に変換する真空管の一種で、特に真空光電管電磁スペクトル紫外線可視近赤外領域の光に対して極めて感度の高い検出器である。
    • 磁気光電子増倍管、1930年代にソ連で開発された。
    • 静電型光電子増倍管は、1930年代後半にニュージャージー州プリンストンにあるRCA研究所のヤン・A・ラージマン英語版によって実証された光電子増倍管の一種で、後のすべての商用光電子増倍管の標準となった。最初に量産された931型光電子増倍管はこの設計で、現在も商業生産されている[1]
  • シリコン光電子増倍素子英語版は、入射光子を電気信号に変換する固体素子英語版。シリコン光電子増倍素子は、文献ではしばしば「SiPM」と呼ばれ、一般的なシリコン基板上に実装された単一光子アバランシェダイオード(SPAD)をベースとする固体単一光子感応素子である[2][3]

脚注・参考文献

  1. ^ J. Rajchman and E.W. Pike, RCA Technical Report TR-362, "Electrostatic Focusing in Secondary Emission Multipliers," September 9, 1937.
  2. ^ Détecteurs SiPM
  3. ^ Silicon Photom ultiplier Technology at STMicroelectronics From SPAD to SiPM

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