光学における分散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 07:01 UTC 版)
詳細は「分散 (光学)」を参照 自然光などの白色光をプリズムに通すと、透過した光は虹のように各色ごとに分光される。この現象は光学においては分散と呼ばれる。これは、白色光が角振動数の異なる電磁場から構成されており、媒質となるプリズム中においてそれぞれの屈折率 n が角振動数 ω によって異なることに起因する。このとき、媒質中を伝播する電磁波の位相速度は、角振動数に依存する屈折率 n(ω) と真空中の光速 c を用いて、 c ( ω ) = c n ( ω ) {\displaystyle c(\omega )={\frac {c}{n(\omega )}}\,} と表される。このとき、対応する分散関係は ω = c ( ω ) k {\displaystyle \omega =c(\omega )k\,} となる。分散関係という語は、光学におけるこの分散現象に由来する。
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