元忻之とは? わかりやすく解説

元忻之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/18 07:35 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

元 忻之(げん きんし、? - 534年頃)は、中国北魏皇族

経歴

安康県伯の元均の長男として生まれた。定州平北府中兵参軍を初任とし、しばらくして尚書右中兵郎に転じた。528年孝荘帝の擁立に功績があって、東阿侯の爵位を受けた。530年、孝荘帝が爾朱栄元天穆を殺害しようと計画したとき、忻之は謀議に参加し、当日は侍立して、手ずから2人を斬った。孝荘帝が晋陽で殺害されると、忻之は爾朱氏による報復を恐れて、河北で起兵した高歓の庇護を求めた。後廃帝のとき、散騎常侍・大丞相右長史に任ぜられた。孝武帝が即位すると、父の安康県開国伯の爵位を嗣ぎ、撫軍将軍・北徐州刺史に任ぜられた。534年樊子鵠が瑕丘でそむくと殺害された。使持節・都督定殷二州諸軍事・驃騎大将軍・司空公・定州刺史の位を追贈された。は文貞といった。

伝記資料

  • 魏書』巻十六 列伝第四
  • 北史』巻十六 列伝第四




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「元忻之」の関連用語

元忻之のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



元忻之のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの元忻之 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS