優しさが招いた悲劇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 16:27 UTC 版)
異形かつ新しい神々の敵対者として描かれたティアマトだが、彼女の性格は優しく寛大であったとされる。若い神々がうるさく騒いでも咎めもせず耐え、夫のアプスーが騒々しさに耐えかね神々を殺そうとした際にはそれをやめさせ、アプスーが単独で起こした神々一掃計画の件で騙し討ちに遭い殺害された時でさえ、ティアマトは新しい神々の味方だった。最終的には戦うことになるも敗北し、夫の復讐を果たせず自身も死に至るという、彼女にとっては無念の結末であったかもしれないが、「世界」となってその行く末を見守る役についたことは、神々を生み出した大いなる母神としてふさわしい最期であったとも言える。
※この「優しさが招いた悲劇」の解説は、「ティアマト」の解説の一部です。
「優しさが招いた悲劇」を含む「ティアマト」の記事については、「ティアマト」の概要を参照ください。
- 優しさが招いた悲劇のページへのリンク