何も知らない夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/06/27 13:52 UTC 版)
| 何も知らない夜 | |
|---|---|
| A Night of Knowing Nothing | |
| 監督 | パヤル・カパーリヤー |
| 脚本 | パヤル・カパーリヤー ヒマーンシュ・プラジャパティ |
| 製作 | ランビール・ダース ジュリアン・グラフ トマス・ハキム |
| ナレーター | ブーミスタ・ダース |
| 撮影 | ランビール・ダース |
| 編集 | ランビール・ダース |
| 製作会社 | ペティット・カオス アナザー・バース |
| 配給 | スクエア・アイズ |
| 公開 | 2021年7月15日（CFF） |
| 上映時間 | 100分 |
| 製作国 |  フランス インド |
| 言語 | ヒンディー語 ベンガル語 |
『何も知らない夜』（なにもしらないよる、A Night of Knowing Nothing）は、2021年のフランス・インドのドキュメンタリー映画。パヤル・カパーリヤーが監督を務めている[1]。インド映画テレビ研究所の学生「L」が恋人に宛てた手紙を通してインドの学生たちの生活が描かれている[2][3]。
第74回カンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映され[1]、ルイユ・ドールを受賞している[4]。また、第46回トロント国際映画祭ではアンプリファイ・ボイス賞を受賞している[5]。
ストーリー
インド映画テレビ研究所の学生寮で、学生「L」が恋人に宛てた手紙が発見される。そこには、彼がカーストが異なる恋人と結婚することを家族に反対され、学校を辞めざるを得なくなったことが記されていた。そのほか、学校での日常生活や学生による政府への抗議運動、極右勢力による学生弾圧などの様子が記されており、「L」の手紙を通して現代インドの若者たちの姿が描き出されていく[6]。
公開
第74回カンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映され[1]、第26回釜山国際映画祭でも上映されている[7]。
評価
批評
Rotten Tomatoesには26件の批評が寄せられ支持率96パーセント、平均評価8/10となっている[8]。
受賞・ノミネート
| 映画賞 | 授賞日 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第74回カンヌ国際映画祭 | 2021年7月17日 | カメラ・ドール | パヤル・カパーリヤー | ノミネート | [9] |
| ルイユ・ドール | 『何も知らない夜』 | 受賞 | |||
| 第46回トロント国際映画祭 | 2021年9月18日 | アンプリファイ・ボイス賞 | 受賞 | [10] | |
| 第14回アジア太平洋映画賞 | 2021年11月11日 | 作品賞 | ノミネート | [11] | |
| 台湾国際ドキュメンタリー映画祭 | 2022年5月6-15日 | 優秀賞 | 受賞 | [12] | |
| インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルン | 2022年8月15日 | ドキュメンタリー映画賞 | 受賞 | [13] | |
| 第16回シネマ・アイ・オナーズ | 2023年1月12日 | ノンフィクション作品賞 | ノミネート | [14] | |
| 監督賞 | パヤル・カパーリヤー | ||||
| 新人賞 | |||||
| 山形国際ドキュメンタリー映画祭 | 2023年10月5-12日 | ロバート&フランシス・フラハティ賞 | 『何も知らない夜』 | 受賞 | [15] |
出典
- ^ a b c “Payal Kapadia’s ‘A Night of Knowing Nothing’ part of Directors’ Fortnight section at Cannes 2021”. The Hindu. PTI. (2021年6月8日). オリジナルの2021年9月20日時点におけるアーカイブ。 2022年1月1日閲覧。
- ^ “Cannes Fresh Faces: Directors’ Fortnight Selection ‘A Night of Knowing Nothing’ Director Payal Kapadia”. Variety. 2021年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月27日閲覧。
- ^ “Review: A Night of Knowing Nothing”. Cineuropa. 2021年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月27日閲覧。
- ^ “Cannes' Golden Eye award goes to A Night of Knowing Nothing”. Hindustan Times (2021年7月18日). 2023年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月20日閲覧。
- ^ “‘Belfast’ Wins Toronto Film Festival’s People’s Choice Award”. TheWrap. 2021年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月27日閲覧。
- ^ “何も知らない夜”. 山形国際ドキュメンタリー映画祭. 2025年4月27日閲覧。
- ^ “A NIGHT OF KNOWING NOTHING” (英語). Mubi (2021年9月20日). 2022年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月20日閲覧。
- ^ “A NIGHT OF KNOWING NOTHING”. rottentomatoes.com. 2025年4月27日閲覧。
- ^ “Cannes 2021: Payal Kapadia's A Night of Knowing Nothing Wins Best Documentary” (英語). the quint. (2021年7月18日). オリジナルの2021年12月2日時点におけるアーカイブ。 2021年12月2日閲覧。
- ^ “Payal Kapadia's documentary, 'A Night of Knowing Nothing', bags Amplify Voices Award at TIFF” (英語). The Economic Times. (2021年9月20日) 2021年12月2日閲覧。
- ^ Valerie Complex (2021年10月12日). “Asia Pacific Screen Academy Announces Nominees For 14th Annual Awards Ceremony” (英語). Deadline. オリジナルの2021年10月13日時点におけるアーカイブ。 2021年11月17日閲覧。
- ^ “2022 TIDF Award-Winning List” (英語). Taiwan International Documentary Festival (2023年12月11日). 2024年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月30日閲覧。
- ^ “Here’s the complete list of winners for IFFM Awards 2022” (英語). Firstpost. (2022年8月16日). オリジナルの2022年8月16日時点におけるアーカイブ。 2022年8月16日閲覧。
- ^ Feinberg, Scott (2022年11月10日). “Cinema Eye Honors: 'Fire of Love' and 'The Territory' Score Field-Leading Seven Nominations” (英語). The Hollywood Reporter. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “YIDFF 2023”. Yamagata International Documentary Film Festival. 2024年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月27日閲覧。
外部リンク
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