インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルンとは? わかりやすく解説

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インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 13:22 UTC 版)

インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルン
Indian Film Festival of Melbourne
イベントの種類 映画祭
通称・略称 IFFM
初回開催 2012年
会場 オーストラリア ビクトリア州メルボルン
主催 フィルム・ビクトリア英語版
後援 ビクトリア州政府英語版
運営 マインド・ブローウィング・フィルムズ
公式サイト

インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルン(Indian Film Festival of Melbourne、略称:IFFM)は、オーストラリアビクトリア州メルボルンで開催されている映画祭。2012年に初めて開催され、ビクトリア州政府英語版が運営資金を出資している。

歴史

2012年にビクトリア州政府英語版によって創設された。同州与党のオーストラリア自由党ビクトリア州支部英語版が掲げる「ビクトリア州とインド映画産業との関係強化」の一環として創設された[1]。この方針は2006年10月に公表され、同年11月に資金が投入され、入札手続きを経た2012年3月に第1回IFFMが開催された。入札の結果、ミトゥ・ボウミック・ランゲの経営するマインド・ブローウィング・フィルムズが2012年から2014年までの3年間IFFMを主催する権利を45万ドルで落札し、さらにオーストラリア自由党の要請で1年間主催期間が延長された。2016年11月、マインド・ブローウィング・フィルムズはビクトリア州政府から2017年及び2018年のIFFM主催に関する契約を結んだ[2][3]

2012年5月、シドニー・モーニング・ヘラルドはマインド・ブローウィング・フィルムズがすでに公開済みのインド映画をIFFMで上映していると報じた。同紙によると、ランゲは2010年からインド映画上映祭「ボリウッド&ビヨンド」をメルボルン・シドニーオークランドパースアデレードで開催しており、IFFMは「ボリウッド&ビヨンド」を改名しただけであると指摘している[4]

2017年8月、クシュブー英語版はIFFMがボリウッド以外のインド映画や俳優を排除していると批判した[5]。彼女の批判に対し、ランゲは「正直なところ非常に驚いています。何故なら映画祭には20の言語の映画60本が上映されているからです。映画祭は常に多様性に満ちています」とコメントし、IFFMに招待した南インド映画の俳優はスケジュールの都合で出席できなかったと返答している[6]

テルストラ・ピープルズ・チョイス・アワード

同賞は公開年の興行収入と批評面において傑出したインド映画に与えられる特別賞である。

受賞対象年 作品 監督 プロデューサー 出典
2014 チェイス! ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ アディティヤ・チョープラー英語版 [7]
2015 PK ラージクマール・ヒラーニ ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー [8]
2016 受賞作品なし [9][10]
2017 ダンガル きっと、つよくなる ニテーシュ・ティワーリー アーミル・カーン [11]
バーフバリ 王の凱旋 S・S・ラージャマウリ ショーブ・ヤーララガッダ
2018 シンバ英語版 ローヒト・シェッティ ローヒト・シェッティ
カラン・ジョーハル
[12]

出典

  1. ^ Quinn, Karl (2012年5月12日). “Business spin to Bollywood extravaganza” (英語). The Age. 2019年2月13日閲覧。
  2. ^ IFFM locked for two more years”. Premier of Victoria (2016年11月23日). 2018年7月23日閲覧。
  3. ^ Can you deliver the next IFFM?”. Creative Victoria. State Government of Victoria (2016年10月4日). 2018年7月23日閲覧。
  4. ^ Quinn, Karl (2012年6月11日). “Bollywood Festival Recycles Films”. Sydney Morning Herald. Fairfax Media. 2018年7月23日閲覧。
  5. ^ Manish, Salvi (2017年8月19日). “IFFM discriminating against non-Hindi Films”. SBS. 2018年7月23日閲覧。
  6. ^ “No discrimination; we have invited South Indian stars too: IFFM” (トルコ語). SBS Your Language. (2017年8月18日). https://www.sbs.com.au/yourlanguage/node/1112985?language=tr&cid=inbody:iffm-discriminating-against-nonhindi-films-accuses-south-indian-star-kushboo 2018年7月15日閲覧。 
  7. ^ Telstra People's Choice Award IFFM Awards: Indian Film Festival of Melbourne 2014 Dhoom 3”. Mind Blowing Films (2014年6月13日). 2018年7月23日閲覧。
  8. ^ IFFM Awards Night”. Indian Film Festival Melbourne. 2017年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月23日閲覧。
  9. ^ Indian Film Festival Melbourne”. www.iffm.com.au. 2019年9月11日閲覧。
  10. ^ Indian Film Festival Melbourne 2016 full nomination list: 'Bajirao Mastani' likely to dominate IFFM 2016 award show”. International Business Times, India Edition (2016年7月15日). 2019年9月11日閲覧。
  11. ^ Telstra People's choice award - Dangal and Baahubali 2 - IFFM 2017”. Mind Blowing Films (2017年9月19日). 2018年7月23日閲覧。
  12. ^ Vijay Sethupathi, Shah Rukh Khan, Tabu, win top awards at IFFM Awards 2019 - Life and Trendz | DailyHunt”. M.dailyhunt.in. 2019年8月23日閲覧。

外部リンク




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