佐野和宏とは? わかりやすく解説

佐野和宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 16:40 UTC 版)

さの かずひろ
佐野 和宏
生年月日 1956年
出生地 日本
職業 映画監督脚本家俳優
ジャンル 映画
受賞
日本映画プロフェッショナル大賞
特別賞
2017年『バット・オンリー・ラヴ』
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佐野 和宏(さの かずひろ、1956年[1] - )は日本の映画監督脚本家俳優静岡県出身[1]

人物

監督作はドラスティックでメッセージ性の強い作品を作る作家として評価されピンク四天王の一人として挙げられている。1983年、自主製作映画『ミミズのうた』が、ぴあフィルムフェスティバルに入選。1989年『監禁 ワイセツな前戯』で監督デビュー。全部の監督作品で単独脚本と主演を兼ね(1989〜1994年の13作品では主演女優も岸加奈子で固定)、日本の商業映画では希少な自作自演作家に徹し作品世界を構築し続けた。並行して、俳優としての他監督作品への出演も多い。1997年『熟女のはらわた 真紅の裂け目』以降、監督作品は途絶えていた。俳優としては、明治大学在学中から松井良彦監督の『追悼のざわめき』や『どこに行くの?』、石井聰亙監督の『狂い咲きサンダーロード』などに出演。森山茂雄監督作品のレギュラー脚本家・出演俳優として活躍するが、2011年、咽頭癌により声帯を失う。2015年、映画評論家寺脇研らのプロデュースを得て『バット・オンリー・ラヴ』を18年ぶりに監督、脚本、主演作として発表した。

フィルモグラフィー

監督

  • ミミズのうた(1983年)
  • ドライフラワー(1986年)
  • 監禁 ワイセツな前戯(1989年、国映)
  • 人妻ONANIE 甘い痺れ(1990年、国映)
  • 若妻 しとやかな卑猥(1990年、国映)
  • 変態性戯 みだらに苛めて!(1991年、国映)
  • 爛熟性戯うずく(1991年、国映)
  • 発情不倫妻(1991年、国映)
  • 集団痴漢 人妻覗き(1991年、国映)
  • 痴漢わいせつ覗き(1992年、国映)
  • 痴漢ONANIE 覗き(1992年、国映)
  • 変態テレフォンONANIE(1993年、国映)
  • 不倫・母・娘(1993年、国映)
  • 性感極秘マッサージ 全身愛撫(1993年、新東宝映画
  • 狂乱不倫妻 熱いうめき(1994年、国映)
  • 青春の悶絶 こんにちはクリチャン(1995年、国映)
  • 熟女のはらわた 真紅の裂け目(1997年)
  • バット・オンリー・ラヴ(2015年、国映、『But only love・・・』製作運動体)

出演

関連項目

脚注

  1. ^ a b CAST & CREW”. 追悼のざわめき. 2015年2月9日閲覧。
  2. ^ “編集者と声を出せなくなった作家の友情描く福間健二監督作「秋の理由」が今秋公開”. 映画ナタリー. (2016年4月5日). https://natalie.mu/eiga/news/182296 2016年4月6日閲覧。 
  3. ^ “伊藤洋三郎×佐野和宏W主演、60代を迎えた男たちの友情描く「秋の理由」予告編”. 映画ナタリー. (2016年8月30日). https://natalie.mu/eiga/news/199876 2016年8月30日閲覧。 
  4. ^ ピストルライターの撃ち方”. eiga.com (2023年6月17日). 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ “西山真来と水澤紳吾がW主演、消えた娘を探す夫婦描く「二人静か」公開”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年9月6日). https://natalie.mu/eiga/news/539851 2023年9月6日閲覧。 

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