伴場とく子とは? わかりやすく解説

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伴場とく子

伴場とく子の俳句

いぼむしり勝手に涙が出て困る
さくら散る野球部員のうさぎ跳び
すずなすずしろご近所の夕灯り
たむろして秋の鴉の人臭し
ふくらんで封書の届く小春の日
まだ残る火傷の痕や夕かなかな
ゆく春や古りしピアノに古し椅子
人が来て木枯しが来てインターホン
公園の見取図どこも緑濃し
台風が逸れて肉屋に肉並ぶ
夕立や味噌屋の奥の台秤
寝返りをうつたび遠くなる花野
尖塔の十字架にたつ秋気かな
捕虫網しんがりにいて遅れがち
掌も声も大き人いて梅雨明ける
日傘たたむなんだか寂しくなりそうで
明日から明日からとて春がゆく
晩秋のしぐれが濡らす百度石
武蔵野の森がふくらむ木の芽雨
神の留守誰も知らない実が生って
秋風に少し後れてひとの声
竹皮を脱いで段取り通りなり
筋肉にそれぞれ名前さくら東風
菜の花のえぐみはらからみな老いて
藤の実の垂れてゆっくり午後になる
誰ひとり欠けても淋し葛の花
赤ん坊が甘え泣きして秋がゆく
踊子の金色の靴小鳥来る
連休のどの日も晴れて花大根
露けしや石を神とも仏とも
 



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