伊藤塾とは? わかりやすく解説

伊藤塾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 09:08 UTC 版)

伊藤塾(いとうじゅく)は、株式会社法学館(ほうがくかん)により運営されている受験指導校である。

沿革

1995年東京リーガルマインド(LEC)で司法試験の受験指導していた弁護士伊藤真が独立し、「伊藤真の司法試験塾」を開塾した。このとき東京リーガルマインドと伊藤の間で発生した争いは東京リーガルマインド事件として知られている。

開塾当初は司法試験に特化した試験対策をしていた。その後、喜治賢次の公務員塾が一時統合するも、のちに喜治塾として分離している。

2001年、「伊藤塾」に名称を変更している。その後、司法書士行政書士公務員試験司法試験予備試験などの法律系専門職試験対策や、法科大学院入試、ロー・スクール (アメリカ合衆国)留学対策などに業容を拡大している。一時は、社会保険労務士宅建の試験対策も行っていた。

2025年、伊藤塾の元役員が脱税を行ったとして、東京国税局から告発される。

開塾時はすべての講義を伊藤塾長が行っていたが、規模が大きくなった現在は、複数の講師によって運営されている。

東京リーガルマインド事件

伊藤真は、もともと東京リーガルマインドの司法試験担当専任講師をしていた。伊藤が独立して伊藤塾を新規開塾したとき、LECとの間で締結されていた競業避止義務に関する契約(就業規則等)の効力につき争いが起こり、訴訟にまで発展した(請求棄却)。労働法関係の文献では「東京リーガルマインド事件」として取り上げられている(独立行政法人労働政策研究・研修機構 判例データ)。

創業者 脱税容疑で告発

2025年3月、伊藤塾の創業者である西肇元役員(71)が、会社の株を譲渡するなどして得た5億7000万円余りの所得を隠し、およそ6800万円を脱税したとして東京国税局から告発された。元役員は脱税した金を借入金の返済や、上場株の購入に充てていたと見られている。(NHK報道

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